調査リポート
eSIMは若年層ほど抵抗なし、利用しない理由は「設定方法が分からない」 ソフトバンクが調査
LINEMOは「スマートフォンとeSIMに関する実態調査」の結果を発表。eSIMは76%が認知しているが、心理的なハードルを背景に利用率は31%に。しかしeSIM経験者の83%が手続きや設定を「簡単だった」と回答している。
ソフトバンクは、オンライン専用ブランド「LINEMO」で「スマートフォンとeSIMに関する実態調査」を実施した。調査対象は20〜60代の男女2100人で、調査時期は8月6日から8日。
月々の携帯電話の通信費について60%が「高い」と感じている一方、料金プランやキャリアを「定期的に見直している」(8%)、「必要に応じて見直している」(38%)と回答したのは合計46%に。ハードルに感じているのは「変更の手続きの面倒さ」(34%)や「料金プランの複雑さ」(31%)、「店舗に行くのが億劫」(24%)などが挙げられた。
「eSIM」の認知は76%となったが、実際にeSIMを現在利用しているのは31%。年代別では20代が41%と他の世代に比べて突出して高い利用率となり、50代では25%、60代では24%となった。またeSIMを利用する理由として、20代は26%が「推し活」と回答している。
eSIMを利用していない理由は「設定方法がわからない/難しそう」(22%)や「手続きが面倒そう」(21%)が多いものの、実際の利用経験者の8割以上が「簡単・問題なくできた」と回答しているギャップが浮き彫りとなった。
LINEMOでは申し込みから開通まで最短即日で完了し、サポートとして「かんたんeSIM開通アプリも提供している。
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