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約3万円のvivo「Y500」は8200mAh! スマホのバッテリー大型化時代を切り開くモデルに山根康宏の海外モバイル探訪記

vivoの「Y500」は、8200mAhバッテリーを搭載、価格は約3万円で、誰もが買えるモデルです。

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 スマートフォンに内蔵されるバッテリーは、シリコンカーボン系のものが増えており、最近では7000mA超hの製品も珍しく無くなりました。しかし、中国では8000mAhを超えるモデルが増えています。vivoの「Y500」は、8200mAhバッテリーを搭載、価格は約3万円で、誰もが買えるモデルです。

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vivoのY500 

 vivoのYシリーズは、エントリーからミドルレンジ帯をカバーするモデルで、vivoの売れ筋モデルです。数年前までは数字の型番が2桁でしたが、Y90番台が埋まると2023年から3桁となる「Y100」が登場しました。

 その後は「Y200」「Y300」と100番台の数字を繰り上げていきました。次のモデルは「Y400」になるかと思いきや、4の数字を嫌ってか2025年の冬モデルとして「Y500」が登場したのです。なお、同じ中国のHONORは300番台の後「HONOR 400」シリーズを出しており、4という数字にこだわりは無いようです。

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500番台を一番乗りしたモデルだ

 本体サイズは約163.1(幅)×75.9(奥行き)×8.23(高さ)mm、重さは約213gです。エントリークラスの製品としては若干重量があるのは、やはり大容量バッテリーを搭載しているからでしょう。とはいえ極端に重い重量ではありません。

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重量は約213g、スペックを考えるとやや重い

 スペックはプロセッサがMediaTekのDimensity 7300、カメラは約5000万画素広角と約200万画素深度測定、フロントは約800万画素です。性能はそこそこといったところでしょう。ディスプレイは6.77型、解像度は2392×1080ピクセルと十分です。

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背面カメラは実質シングルだ

 8200mAhの大容量バッテリーの充電時間が気になりますが、90W充電に対応しているため、64分で満充電が可能とのことです。IP68やIP69の防水防塵(じん)にも対応するなど、スマートフォンを日用品として考える人にとっても十分使いやすい製品といえるでしょう。

 1399元(約3万円)から、という価格も魅力です。ハイエンドモデルではなく大衆向け製品こそ、大容量バッテリー搭載は必須の機能ではないでしょうか。

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コスパも高く中国で人気製品になりそう

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