三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円(1/4 ページ)
韓国Samsung Electronics(サムスン電子)が初の三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」を韓国で発表。独自の内折り「G型」構造で、6.5型から10型の大画面に変形する。3分割表示やDeXモードに対応し、価格は約38万円だ。実機を触ってきたのでレポートする。
韓国Samsung Electronics(サムスン電子)が、三つ折りスマートフォン「Galaxy Z TriFold」を韓国で発売する。ディスプレイを全て開けば10型サイズのタブレット、閉じれば6.5型のスマホに変形する。2日に現地で行われた発表会で実機を試してみた。
6.5型スマホが10型タブレットに変形
2019年に初代と折りたたみスマホ「Galaxy Fold」を発表してから、Samsungは毎年新モデルの投入を続けてきた。これまで発売された製品はいずれもディスプレイを真ん中から開閉する二つ折り型のモデルだった。
今回発表されたGalaxy Z TriFoldは、メインディスプレイのサイズを横に広げ、左右から閉じられる同社初の三つ折りスタイルとなっている。
三つ折りスマホは既にHuaweiが「Mate XT Ultimate Design」というモデルを2024年9月に発表、翌年の2025年9月にはマイナーチェンジ版の「Mate XTs Ultimate Design」を発売している。Samsungの三つ折りスマホはHuaweiから1年遅れての登場となったが、折りたたみの機構は大きく異なるようだ。まずは外観から見ていこう。
閉じれば6.5型スマホ
Galaxy Z TriFoldの閉じた状態の形状は、一般的なスマホとほぼ同じだ。ディスプレイは6.5型でアスペクト比は21:9、閉じたままでも違和感なく使える画面サイズに仕上がっている。2025年7月に発表した二つ折りの「Galaxy Z Fold7」と同じディスプレイサイズでもある。
本体の背面には3つのカメラを搭載している。広角が約2億画素、超広角が約1200万画素、3倍望遠が約1000万画素で、これもGalaxy Z Fold7と同等だ。プロセッサはSnapdragon 8 Elite Mobile Platform for Galaxyを搭載し、メインメモリは16GB、ストレージは512GBとなる。
本体サイズは三つ折り形状ということで、やや厚くなっている。閉じたときの大きさは約159.2(幅)×75.0(奥行き)×12.9(高さ)mm、重さは約309gだ。ちなみにHuaweiのMate XT Ultimate Designは156.7(幅)×73.5(奥行き)×12.8(高さ)mm、重さは約298gである。
折りたたみ構造の違いにより、Galaxy Z TriFoldはMate XT Ultimate Designにはないアウトディスプレイが1枚追加されているが、本体厚みはほぼ同等、重量は約11g増にとどまっている。
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