「楽天カード」は2枚持てる? 2枚持ちのメリットや注意点を解説、持てない組み合わせもあり
楽天カードを2枚持ちするメリットについて紹介しよう。組み合わせによっては2枚持てない場合もある。楽天カードを2枚持ちする場合は、2枚のカードで決済してたまる楽天ポイントを1つに集約できる。
発行枚数3301万枚(2025年9月末時点)を誇る「楽天カード」。中には楽天カードを2枚持ちして、使いこなしている人もいる。カード会社によっては同じ名義で複数のカードを申し込めないこともあるが、楽天カードでは2枚目のカードが所有できる。楽天カードを2枚持ちするメリットについて紹介しよう。
2枚持ちできる楽天カードの組み合わせ
以前は楽天カードも1人につき1枚が原則だったが、異なるデザインや国際ブランドのカードが持ちたいという要望やクレカの需要の高まりなどによって、2枚目の発行が可能になった。楽天カードの2枚持ちは、2021年6月から本格的に運用開始した。年会費永年無料の楽天カードであれば、デザインや国際ブランドを自由に組み合わせることができる。
楽天カードは通常デザインに加え、14色の「マイカラーセレクション」、26種類の「お買いものパンダ アルファベットセレクション」、ミッキーマウスやミニーマウスなどのキャラクター、野球チームやサッカーチーム、著名人など、実にさまざまなデザインが用意されている。そしてカードの種類によって異なるものの、国際ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Expressの4ブランドが選べる。
ただし、年会費無料でも「楽天PINKカード」を2枚持つことはできない。また、年会費が有料の「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」「楽天ブラックカード」も同様だ。これらは同じカード2枚での発行はできないが、年会費無料の楽天カードと組み合わせることは可能だ。
以下の表に2枚持ちできる組み合わせを記載したので参考にしてほしい。なお、既に「楽天銀行カード」「楽天ANAマイレージクラブカード」「楽天カード アカデミー」を持っている場合は、2枚目の楽天カードを追加できない。
楽天カードを2枚持ちするメリット
クレジットカードの所有枚数は2〜3枚が一般的だが、多くの人が別々のカード会社が発行するクレカを持っていることだろう。その場合、カード決済してたまるポイントが別々になるので、それぞれのポイント数や有効期限などを管理しなくてはいけない。
だが、楽天カードを2枚持ちする場合は、2枚のカードで決済してたまる楽天ポイントを1つに集約できる。より多くのポイントがたまることになり、ポイントを有効活用できるのがメリットになる。楽天ポイントは最後にポイントを獲得した月から1年間が有効期限なので、2枚のカードを使うことで、有効期限を気にする必要もなくなるだろう。
カードを2枚持ちすることで、用途に合わせて使い分けできることもメリットだ。例えば固定費を支払うカードと、レジャーや娯楽に使うカードを分けておけば、「今年はレジャーにあまりお金を使っていないから、旅行に行こう」といった判断がしやすくなる。食料品のみを購入するカードを作ることで、1カ月にいくら食費を使っているかが分かりやすくなる。自営業の人や副業をしている人なら、カード2枚をプライベート用とビジネス用に使い分けることもできる。
キャッシュレス決済が普及し、ネットショッピングはもちろん、街ナカのちょっとした買い物もタッチ決済できるので、たいていの支払いをカード決済できるようになった。カード明細が家計簿代わりになるので、カードを使い分けることで、よりお金の流れが明確になる。
そして楽天カードの引き落とし口座は1つにまとめることもできれば、別々に分けることもできる。例えば固定費はメイン口座で、レジャーや娯楽はサブ口座にあらかじめ予算を入金しておくといった具合だ。プライベート用とビジネス用に使い分ける場合も、別々の銀行口座にしておくことで、経費だけをまとめられるので、計算がラクだ。
楽天カードにはETCカードを付帯できるが、2枚持ちならそれぞれの楽天カードにETCカードをひも付けて、2枚持つことができる。ETCカードもプライベート用とビジネス用に使い分けできるのが便利だ。
楽天カードの2枚持ちは、海外でも役に立つ。楽天カードはVisa、Mastercard、JCB、American Expressの4ブランドを用意しているので、さまざまな組み合わせ方ができる。2枚を異なる国際ブランドにしておくことで、仮に利用した店舗で自分が持っているカードの国際ブランドが使えなくても、もう1枚のカードが対応していれば決済できる。これは国内の店舗でもいえることだが、海外旅行のときには特に複数の国際ブランドのカードを用意しておくと安心できる。
楽天カードを2枚持ちする注意点
さまざまなメリットがある楽天カードの2枚持ちだが、注意したいのは利用可能枠が2倍になるわけではないということ。2枚のうち利用可能枠の大きいカードの方が適用されるので、仮に1枚目の利用可能枠が100万円、2枚目の利用可能枠が50万円だった場合、カード決済できるのは2枚で100万円までになる。
また、キャッシングサービスはどちらか1枚のみに付帯されるので、いざ急に現金が必要になったときに、どちらのカードにキャッシングサービスが付帯しているのかも覚えておきたい。
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