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3COINSで1万1000円の「プロジェクター」を試す 自動台形補正、HDMI入力、Android OS搭載で満足度は高め(1/2 ページ)

本格的である必要はないものの、ちょっとだけ使いたい――家庭用プロジェクターとはそのようなものではないだろうか。その「ちょっとだけ」のニーズにぴったりなのが1万1000円で買える3COINS「プロジェクター」だ。本当に使えるのだろうか?

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 「ちょっと寝室で映画を見たい」「設備が整っていない部屋でプレゼン資料を投影したい」――そんな「ちょっとだけプロジェクターを使いたい」というニーズにぴったりなのが、3COINSの「プロジェクター」(以下、3COINS プロジェクター)だ。

 事前に仕様を確認したところ、1万1000円という低価格でありながら、自動台形補正機能を搭載している。しかもAndroid 11搭載で、単体でNetflixやYouTubeも視聴できる。さらにiOS/Androidのワイヤレス投影も可能だという。品質はどれほどか、実機を試してみた。

3COINS プロジェクターのパッケージ
3COINS プロジェクターのパッケージ

多様な接続方法で、スマホもPCもUSBメモリも接続できる

 3COINS プロジェクターは、一見するとサーチライトまたはペンダントライトのような円筒形になっている。

3COINS プロジェクター内容物
パッケージと本体の他に、ACケーブルとリモコンが付属している
垂直に立てた状態の本体
こちらが3COINS プロジェクター本体
レンズ部分
レンズ部分。吸気口も備えている
背面
背面というか底部。左からAC電源ソケット、USB Standard-Aポート、AUX OUTポート、HDMIポート、電源ボタンが並ぶ

 ヘッドが前後180度に可動するので、定位置から動かさずに天井、壁、カーテンなどに投影できる。自動台形補正機能があるので、投影先を決めてからの手間がかからない。

前後180度
前に倒した状態
前後180度
後ろに倒した状態。180度を超える可動域だ

 映像入力には、HDMI 2.0またはUSBメモリなどを挿せるUSB Standard-A端子を備え、さらにWi-Fiを通じたMiracastやAirPlayなども利用できる。Android 11を搭載しているため、NetflixやYouTube、またはGoogle Playからアプリをダウンロードして、好みの動画配信サービスを利用することも可能だ。

 投影距離は約1〜2.5m、投影サイズは37〜90型で、解像度は1280×800ピクセル、アスペクト比は4:3または16:9で写真鑑賞や映画鑑賞に適している。

 投影方式はLCDで、光源のLED寿命は約3万時間、再生音声形式はMP3、WMA、AACで、再生動画形式はHEVC、VP9、AVS2、AVCとなっている。輝度については非公開だ。

 サイズはレンズを垂直に立てた状態の実測値で101(幅)×101(奥行き)×191(高さ)mmで、重さは436gだった。

 付属のリモコンでは、設定画面の表示、設定、音量調節、ミュート切り替え、電源のオン/オフといった操作を行える。マウスコントロール切り替えボタンでマウスモードに切り替えれば、方向ボタンでマウスカーソルを動かすこともできるため、インストールしたアプリの操作に役立つ。電源は単四形乾電池×2本で別売りだ。

リモコン
リモコン
電池ボックス
電池ボックス。3COINSの製品は全体的に電池サイズぴったりに作られているからか、電池の出し入れがしづらい

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