Pixel 10aに日本限定カラー「Isai Blue」が登場 ヘラルボニーとのコラボが光る
Googleが、史上初の特定国/地域限定カラーをまとったPixelスマートフォンを日本で展開する。岩手県と東京都を拠点とするクリエイティブ企業であるヘラルボニー(HERALBONY)とのコラボレーションで、多様性の象徴としてブルーを採用している。
Googleは5月20日、スマートフォン「Pixel 10a」の日本限定カラーとして「Isai Blue(異彩ブルー)」を発売する。ストレージは256GBのみとなり、直販サイト(Google ストア)における販売価格は9万4900円となる。NTTドコモ、KDDI/沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイルの4社でも取り扱う予定だ。
Isai Blueは、岩手県と東京都を拠点とするクリエイティブ企業であるヘラルボニー(HERALBONY)とのコラボレーションモデルであり、Pixelスマートフォンとして初となる特定の国/地域でのみ販売されるカラーとなる。
この記事では、Isai BlueのPixel 10aの特徴を紹介する。
発表前日の4月6日に行われた発表会には、左からGoogleの松岡良倫氏(インダストリアルデザイナー)、阿部和子氏(Pixel商品企画 アジア太平洋地域統括 リージョナルディレクター)、Isai Blueのプリインストールコンテンツをデザインした契約作家の水上詩楽さん、ヘラルボニーの松田崇弥Co-CEO(共同最高経営責任者)が登壇した
Pixel 10a(Isai Blue)の概要
Pixel 10aのIsai Blueは、Googleの「日本への感謝の気持ち」を表した日本限定モデルであり、Pixelスマートフォンの10周年を記念するモデルでもある。
ヘラルボニーとのコラボレーションのきっかけは、2024年12月〜2025年1月にGoogleが京都市で開催したイベント「Google Pixel: Home of Design」にある。
このイベントは、Pixel 9シリーズを通してGoogleの大切にしている「エモーショナルデザイン」を紹介するものだったが、そのキュレーションを担当したのがヘラルボニーだったのだ。
ヘラルボニーは、障害のある契約作家の描くアートを積極的に展開するデザイン企業だ。Isai(異彩)は同社が大切にしている考え方で、Blueは「世界自閉症啓発デー」のテーマカラーとなる。同社とのコラボレーションに当たり、Googleは「異彩」を何らかの形で盛り込むことを決めており、ボディーカラーはブルーを含む数色を候補として提示したところ、多様性を象徴するという観点でブルーにすんなり決まったという。
本製品は単にカラーが特別なだけでなくパッケージも特別で、Isai Blueのバンパーケースが付属している。
Googleの内部ではPixelの純正バンパーケースを以前から検討してきたが、出っ張りのあるアウトカメラとのデザインや利便性における整合性から、日の目を見ることがなかったようだ。
今回、Pixel 10aが“平ら”になったことと、日本限定のコラボレーションモデルを出すという機会、そしてIsai Blueの色を感じてほしいということで、初めて“純正の”バンパーケースを作ってみたのだという。
加えて、Isai Blueにはヘラルボニーの契約作家である藤田望人さんがデザインしたステッカーも付属する。このステッカーはポップかつコミカルなことが特徴で、Pixelスマートフォンのユーザー向けに単品販売してもいいのではないかと思ってしまうくらいに良い。
そしてIsai Blueのパッケージスリーブは、同じくヘラルボニーの契約作家である工藤みどりさんがデザインしている。これもまた“味”があって目を引く。
Googleは当初、Pixel 10aの“中身”は他のカラー(通常モデル)と同一にするつもりだったという。しかし、カラーや付属品をヘラルボニーと一緒に作り込んでいくうちに、「特別なプリインストールコンテンツがあってもいいのでは?」と考えるようになった。
そこで、Isai Blueの本体にはヘラルボニーの契約作家がデザインした絵画の壁紙や、それとイメージを合わせたアイコン、壁紙とアイコンを一括設定できるテーマをプリインストールすることになった。壁紙は工藤さんの絵画に加えて、水上詩楽さんと伊賀敢男留さんの絵画も用意されている。
アイコンやテーマのデザインでは、生成AIが活用された。プロンプトで細かく指示をして、3人の契約作家が持つ世界観に合致する色合いを実現できたという。
下北沢で展覧会を開催
本製品の発売を記念して、ヘラルボニーは5月15日から21日まで、下北沢reload(東京都世田谷区)のエントランスホールにおいて特別展示「Google Pixel|HERALBONY Isai Blue展」を開催する。
この展示では、藤田望人さんが書き下ろしたアートのピンバッジが入ったガチャがあるとのことだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「Google Pixel 10a」が日本上陸 価格は据え置きの7万9900円から 日本限定カラー「Isai Blue」も
Googleが、廉価スマートフォンの最新モデル「Google Pixel 10a」を日本でも発売する。今回、同社としては初めて特定国/地域限定色を日本で投入することがポイントだ。
Googleが台湾のPixel開発拠点を公開 「10 Pro Fold」ヒンジ開発の裏側、“7年サポート”を支える耐久テスト
Googleは台湾にあるハードウェア研究開発拠点と各種ラボの内部を公開した。同拠点はサプライチェーンとの密接な連携を強みとし、Pixelシリーズの設計から検証までを担う。 Pixel 10 Pro Foldのヒンジ開発や過酷な耐久試験などの現場を見ることができた。
人や環境に優しい存在へ――Googleデザイン担当者が語る「Pixel 4」「Nest Mini」のデザイン
Googleが10月15日(米国東部夏時間)に発表した新製品群。それらのデザインを担当した「中の人」が来日し、デザインの背景を日本のメディア関係者に説明した。
「Pixel 10a」のティーザー動画公開 2月18日に予約開始
Googleは、次期ミッドレンジ機「Pixel 10a」のティーザー動画を公開し、米国で2月18日に予約を開始すると告知した。最大の特徴は背面アウトカメラの完全なフラット化で、前モデルの僅かな突起も消失している。昨年の3月発表、4月発売から大幅な前倒しとなる。
Androidスマホの“AirDrop互換”を拡大、ホーム画面の移行も容易に Google幹部が語る2026年の戦略
Googleは台湾拠点を公開し、2026年に強化するAI機能について語った。AirDrop互換の共有機能をPixel 10シリーズ以外へ拡大する他、ホーム画面の配置まで移せる移行ツールも提供する。独自チップによる垂直統合を強みに、AIを意識せず使える体験と7年間の長期サポートを今後も追求していく。








