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ZTEが5万円台のゲーミングスマホ「nubia Neo 5 GT」発売 なぜ「REDMAGIC」がある中で投入するのか?(1/2 ページ)

ZTEジャパンは、冷却ファンを内蔵したミッドレンジゲーミングスマホ「nubia Neo 5 GT」を発表した。5万円台の低価格ながらAIエージェント機能を備え、幅広い層に快適なゲーム体験を提供する。プロ向けのREDMAGICに対し、日常使いとゲームの両立を求める層に向けた新たな選択肢として訴求する。

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 ZTEジャパンが4月21日、ミッドレンジ帯のゲーミングスマートフォン「nubia Neo 5 GT」の日本発売を発表。4月23日以降に発売する。

nubia Neo 5 GT
nubia Neo 5 GT
ゲーミングスマホ「nubia Neo 5 GT」のブラック

 価格は5万2800円で、オープン市場で販売する。販路はMVNOがIIJ、量販店がビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラ、ECサイトがAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど。カラーはシルバーとブラックの2色を用意する。

nubia Neo 5 GT
こちらはシルバー
nubia Neo 5 GT
nubia Neo 5 GTの価格と販路

 ZTEジャパンは4月21日に発表会を開き、取締役副社長 モバイルターミナル事業統括 黄 凱華(コウ・ガイカ)氏と、モバイルターミナル事業部 商品企画本部 本部長のケ鵬(ピーター・デン)氏が、nubia Neo 5 GT投入の狙いを語った。

冷却ファン搭載、ゲーミング専用のAIエージェントも内蔵

 nubia Neo 5 GTは、ゲームを快適にプレイするための機能を盛り込んだモデル。発熱しても効果的に放熱する冷却ファンを内蔵しており、本体が一定の温度に達すると作動する。内部には大型のベイパーチャンバーも備え、スルーフロー構造によって効率よく放熱するとしている。

nubia Neo 5 GT
本体に冷却ファンを内蔵しているので、外付けのファンを使わずに冷却できる
nubia Neo 5 GT
nubia Neo 5 GT
nubia Neo 5 GT
冷却ファンが作動するモードやファンの開始音などを設定できる

 本体の側面には、ゲームの操作を割り当てられる「ショルダートリガー」を備える。50Hzのタッチサンプリングレートと5.5ミリ秒以下に遅延を抑えることで、ピーター氏は「一瞬の差が勝敗を分ける場面でも確実に先手を取れる」とアピールする。ゲームプレイの各種設定を行える「ゲームスペース」では、通知やパフォーマンス、操作設定などを最適化できる。

nubia Neo 5 GT
側面に好きな機能を割り当てて素早くゲーム操作ができる「ショルダートリガー」
nubia Neo 5 GT
ゲームプレイの各種設定を行える「ゲームスペース」
nubia Neo 5 GT
ゲーミング性能について説明するピーター・デン氏

 本機のもう1つの大きな特徴が、ゲームのプレイを支援するAIエージェント「Demi 2.0」を搭載していること。ゲームのプレイ中に、オリジナルキャラクターのDemi(デミ)が、ゲームの戦術についてアドバイスしたり励ましたりしてくれる。Demiのサポートに対応するゲームは現時点では「Free Fire」のみで、ユーザーの要望を受けながら、順次拡大していく予定だ。オートチャットを有効にすると、ゲーム中にDemiが通知を読み取り、自動で返信することもできるという。

nubia Neo 5 GT
ゲームプレイ中にアドバイスをしてくれるAIキャラクター「Demi」

 Demiはホーム画面に登録することもでき、日常会話も楽しめる。こちらはChatGPTなど既存の大規模言語モデル(LLM)をベースにしたもので、メールの内容を予定に登録したり、Webサイトの調べ物を支援したりといった機能はない。あくまでゲーミングのパートナーがメインの用途になるが、ピーター氏によると、今後、他の領域に拡張する可能性はあるとのこと。

nubia Neo 5 GT
nubia Neo 5 GT
Demiはアプリとしても用意されており、会話も楽しめる

144Hz駆動の6.8型ディスプレイや6120mAhバッテリーを搭載

 ディスプレイは約6.8型(1224×2720ピクセル)の有機ELを備え、144Hzのリフレッシュレートに対応する。カメラの出っ張りを抑えたフラットなデザインも特徴で、長時間快適にゲームをプレイできるよう持ちやすさも重視した。

nubia Neo 5 GT
ハイエンド級をうたう6.8型ディスプレイを搭載
nubia Neo 5 GT
カメラレンズの出っ張りのないフラットなデザインも特徴だ

 プロセッサはMediaTekのDimensity 7400を備え、ストレージは256GBを内蔵している。8GBのメインメモリはRAMブースト機能により、12GB分を追加で拡張できる。容量6120mAhのバッテリーは最大55Wの急速充電にも対応する。充電中にスマホを使用すると、バッテリーを経由せず本体に直接給電するバイパス充電にも対応している。

 ゲーミング機能やフラットなデザインを重視したためか、カメラのスペックは抑えめで、アウトカメラは5000万画素メインと200万画素の深度センサーのみで、インカメラは1600万画素を備える。

 ゲーミングをアピールする意匠にもこだわり、背面には「イーグルアイ」と呼ぶイルミネーションが点灯する。SIMは2枚のnanoSIMに対応する。防水・防塵(じん)については、IPX4の防滴とIP6Xの防塵をサポートする。NFCには対応するが、FeliCa(おサイフケータイ)には対応しない。OSはAndroid 16をプリインストールしている。

nubia Neo 5 GT
背面に点灯する「イーグルアイ」

REDMAGICよりも手の届きやすいラインとして投入

 コウ氏は、nubia Neo 5 GTのビジョンについて、「誰もが勝てるゲーミング体験を届ける」ことだと話す。ゲーミングのジャンルでは、ZTE傘下のNubia Technologyが手掛ける「REDMAGIC」シリーズを日本でも展開しているが、REDMAGICは「究極のパフォーマンスを実現してプロゲーマーに届けた」(コウ氏)モデルだ。

 最新の「REDMAGIC 11 Pro」は、スマートフォンでは非常に珍しい水冷システムや、Qualcommの最上位プロセッサ「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を備えている。しかし、「全てのユーザーにそこまでの性能は必要ない」(同氏)ため、より手の届きやすいラインとしてnubia Neo 5 GTを用意した。

nubia Neo 5 GT
nubia Neo 5 GTのコンセプトについて語るコウ副社長

 nubia Neo 5 GTより1世代前のnubia Neo 3シリーズは150%の売上成長を果たし、世界40カ国以上で展開した。Neoシリーズが「誰もが手に取れるものだと証明した」と考え、シリーズを継続し、日本への投入も決めた。メモリ価格が高騰する中、ゲーミングスマホとしては安価な5万円台の価格も魅力だが、コウ氏によると、この金額もメモリ価格高騰の影響を受けているそうだ。今後の値上げが心配されるが、「2026年内はこの価格を維持できるだろう」との見通しを示した。

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