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LeicaユーザーがXiaomiの「Leitzphone」に熱狂した理由 「スマホの割に」ではなく純粋に欲しいカメラ(2/3 ページ)

2026年のLeicaスマートフォンはXiaomiとタッグを組み最高峰の写りを実現した一台となった。独自機能のLeica Essentialは過去の名機の階調や色味を見事に再現し撮影体験を豊かにする。新搭載の可動望遠レンズは高画質だが、コントロールリングの質感には不満を覚えた。

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今まで触ったどんなスマホよりも画質がよく、気持ちがいい

 Leica Essentialはさておき、単純にカメラとしての性能はどうかというと間違いなく過去最高峰だといえる。

Leitzphone
暗い境内で撮影、新緑の鮮やかさ、解像感、そして逆光のにじみがカメラのそれである

 Leicaのカラープロファイルを適応した解像感、色味は編集なしでも直感で美しいと思える。特に、最近のスマートフォンとしては珍しく、シャドーをHDRで無理に持ち上げず深みのある色として残しているのはXiaomi Ultraシリーズを通じて高評価だ。上の写真でもアンダーからハイキーにかけての緑の色の変遷を見ての通り、Leitzphoneではそこにも一段と磨きがかかっている。

 Leitzphoneのレンズは「APO」の名称を冠している。APOとは、色収差(色ずれ)を抑える「アポクロマート補正」のことで、濁りのない色味と解像度を両立した。これにより、VARIO(ズームできる)-APO(アポクロマート補正している)-SUMMILUX(F1.4クラスの明るさ)のASPH.(非球面)レンズとなった。もはやLeica使いから見ると意味の分からない名称(褒めている)となっているが、その名に恥じない解像感と色乗りが見事だ。ちなみにAPOレンズとして最高峰のLeica APO-SUMMICRON-M f2/35mm ASPH.は新品価格で150万円近い。

Leitzphone
鮮やかに撮りたいときはLeica Vibrant+Leica VIVで撮影。ひとめでインパクトのある写真になった
Leitzphone
75mm/Leica Authentic + Leica NATで撮影、解像感の劣化を感じず自然な色味、ボケ感でおいしそうな写真が撮れる。

 通常の撮影モードでも正確で繊細なLeica Authenticと、鮮やかなLeica Vibrantの2種類のプロファイルに、10種類以上のフィルターをかけ合わせて好みの写真を撮れる。どれもやりすぎず、好みの写りとなるように追い込むことで編集無しで違和感なくそのまま使える写真が撮れる。このようなこだわり抜いた写真が、スマホとしてさっと撮れるところは唯一無二だろう。

Ultraシリーズで好評の望遠域は、ズーム対応でよりハイクオリティーに

 Leitzphoneのベースモデルである「Xiaomi 17 Ultra」と共通で強化された点は、75-100mmの可動望遠レンズだ。1/1.4型の2億画素のセンサーを搭載しており、そこからさらに200mm相当にデジタルズームしても鑑賞に耐えうる。

Leitzphone
200mm相当で桜の中のクルミを撮影。望遠でもLeica Vibrantでメインカメラに劣らず鮮やかに撮れる
Leitzphone
200mm相当でヒヨドリを撮影。シャドーが強すぎると感じるが、何とか野鳥も撮れる

 この望遠域のカメラはもう至高の領域といっていい。メインカメラに劣らない画質で望遠が使えるのは最高だ。200mm相当までとなると若干の解像力低下や、拡大された分ペリスコープ特有の汚い背景ボケが気になるものの、色作りや空気感は悪化しておらず満足できるレベルだ。それにLeicaで野鳥が撮影できたことがあっただろうか? 野鳥に限らず望遠が使えることで撮れるシーンは爆発的に増えるし、それだけで価値がある。

Leitzphone
200mm相当、最短距離で撮影。こんなに小さい昆虫も撮れる。

 最短撮影距離が10cmだったものが30cmまで伸びてしまい、テレマクロが使いにくくなったという意見が見られる。一方、その分センサーが大きくなって画素数も増えたことで、デジタルズームが劣化なくできるのはメリットだと感じた。

 正直、そもそもM型Leicaは最短撮影距離が70cmのものがほとんどで、それと比べたらこれだけ寄れたらもう十分だ。

Leitzphone
200mm相当、2倍デジタルズームでも猫の毛並みが伝わる
Leitzphone
100mm相当、これぐらい前景を離せば前ボケが美しくなる

 シャープ製「Leitz Phone 3」では望遠カメラは搭載されなかった。それがよい、という部分もあったが、やはり望遠があると便利だ。

 特にスマホカメラでよくあるメインカメラ以外の品質が悪く写りが一定にならない問題に対してLeitzphoneは全く不満を感じなかった。75-100mmの可変望遠ズームにしたのもそこが大きいだろう。75mmと100mmで異なるセンサーを搭載したら、チューニングが別々で必要になる。ならば、いっそ同じセンサーにしてしまえばいいのだ。安定した写りという意味では撮影者としてもすごくうれしい部分である。

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