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スマホ値上げ時代にXiaomiが出した答え 「エントリーでも6年更新」や「1万mAhバッテリー」で“長く安心”を訴求(1/2 ページ)

スマホ価格高騰が続く中、Xiaomi Japanは「REDMI 17」と「REDMI Note 17 Pro Max 5G」を発売した。価格上昇に対し大容量バッテリーや強化ガラスの採用に加え、長期アフターサービスで差別化を図る。エントリー機でも6年のセキュリティ更新に対応し、長く安心して使える体験を提示して訴求する。

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 Xiaomi Japanが、8月28日にスマートフォンの新モデル「REDMI 17」と「REDMI Note 17 Pro Max 5G」を発売した。REDMI 17は7500mAh、REDMI Note 17 Pro Max 5Gは1万mAhという大容量のバッテリーを備えており、高耐久のボディーや長期のサポートを含め、長く、安心して使えることを特徴に打ち出している。

REDMI 17
エントリーモデルの「REDMI 17」
REDMI Note 17 Pro Max 5G
ミッドレンジモデルの「REDMI Note 17 Pro Max 5G」

 メモリ価格高騰の影響で、Xiaomiのスマートフォン価格も値上げ傾向にある。同社は9月4日から、一部スマートフォンの価格を改定し、「Xiaomi 17T Pro」と「POCO X8 Pro/X8 Pro Max」を2万円値上げする。

 今回発表した新機種も同じく影響は受けている。例えばREDMI 17の場合、1世代前の「REDMI 15 5G」は4GB+128GBが3万1980円だったが、その後3万6980円に値上げされた。REDMI 17は4GB+128GBが3万4980円なのでREDMI 15 5Gよりは2000円安いが、4GB+256GBは4万4980円で、REDMI 15 5Gの8GB+256GB(4万1980円)よりもメモリが半減しながら3000円の値上げとなった。

REDMI 17
REDMI 17は3万4980円スタートだが、早割によって2万9980円に割り引かれる

 REDMI Note 17 Pro Max 5GはREDMI Noteシリーズ初のPro Maxモデルなので比較対象がないが、先代シリーズの「REDMI Note 15 Pro 5G」は、2026年1月の発売時は8GB+256GBが5万4980円で、その後5万7980円に値上げされた。REDMI Note 17 Pro Max 5Gは8GB+256GBが7万9980円なので、バッテリー容量が増えたとはいえ、価格自体は2万円以上上昇している。

REDMI Note 17 Pro Max 5G
REDMI Note 17 Pro Max 5Gは7万9980円スタート。ミッドレンジとしては高めの価格帯だ

 ではXiaomi Japanは、価格上昇トレンドの中、どのような戦略で今回の2機種を訴求していくのか。

長く安心して使える耐久性や優れた体験が求められている

 Xiaomi Japan プロダクトプランニング本部 本部長の安達晃彦氏は「価格が上昇することによって、お客さまの期待も変化している。高いパフォーマンスや最新のテクノロジーだけでなく、これまで以上に長く安心して使える耐久性や、日常生活への優れた体験が求められていると感じている」と話す。

安達晃彦
価格の上昇トレンドが続いているからこそ、長く使える耐久性や安心感が重要になると話す安達氏

 そこで、Xiaomi史上最大となる、1万mAhもの大容量バッテリーを搭載したREDMI Note 17 Pro Max 5Gに白羽の矢が立った。1600回の充放電を繰り返しても80%のバッテリー容量を持続し、1.5日に1回充放電を繰り返したとしても6年間は持つ計算になる。Xiaomiの実験では、1回の充電では最大3日間持つことも確認されている。

 5000mAhバッテリーを搭載した「Galaxy A57 5G」と耐久テストを同時に行ったところ、REDMI Note 17 Pro Max 5Gが59%残っている状態でGalaxy A57 5Gのバッテリーが尽き、2台目のGalaxy A57 5Gのバッテリーが残り1%のとき、REDMI Note 17 Pro Max 5Gはまだ4%残っていた。REDMI Note 17 Pro Max 5Gは1台で32時間34分持続したのに対し、Galaxy A57 5Gは2台で30時間2分という結果だった。バッテリー容量のスペック通りの結果といえる。

REDMI Note 17 Pro Max 5G
REDMI Note 17 Pro Max 5G
REDMI Note 17 Pro Max 5Gは、5000mAhバッテリーを搭載するGalaxy A57の2台分、バッテリーが稼働する

 耐久性については、強化ガラスとしてCorning Gorilla Glass Victus 2を採用し、最大3mからの落下耐性を誇る。発表会場では、実際にディスプレイの割れにくさを示すテストを実施。専用の機材をREDMI Note 17 Pro Max 5Gのディスプレイに思い切りぶつけても、画面が割れていないことを確認できた。また、背面のガラスには高強度のグラスファイバーを用いている。

 今回はアフターサービスも充実させ、万が一ディスプレイや背面が破損したとしても、24カ月以内なら1回に限り、無償で交換できる。バッテリーについても36カ月以内に容量80%を切ったら無償交換が可能だ。これは安達氏によると、品質に自信があることの表れだという。

REDMI Note 17 Pro Max 5G
REDMI Noteシリーズ史上、最も手厚いアフターサービスをうたう

 防水についてはIPX6とIPX8に対応し、水滴が浸入しないよう、さまざまな部品に専用のカスタム構造設計を取り入れている。この他、USB Type-C端子やスピーカー、バッテリーカバーなどで10項目に及ぶ気密性試験も実施している。

REDMI Note 17 Pro Max 5G
防水性能を強固にすべく、17の専用カスタム構造設計を取り入れた
REDMI Note 17 Pro Max 5G
10項目の気密性試験も実施している

 こうした強固な防水性能と耐落下性能、超大容量バッテリー、長期のアフターサービスを含め、Xiaomiは「Titan Quality」と訴求する。「タイタンとは、神話の巨人のような、圧倒的な頑丈さとタフさを意味している」(安達氏)

REDMI Note 17 Pro Max 5G
防水性能、落下耐性、バッテリー性能、アフターサービスで品質を追求した

エントリーモデルのREDMI 17も6年間のセキュリティ更新を継続

 もう1機種のREDMI 17は、バッテリー容量こそREDMI 15 5Gの7000mAhから7500mAhにアップしているが、5Gやおサイフケータイが非対応になり、256GBモデルのメモリが15 5Gの8GBから4GBになるなど、スペックダウンした部分も多い。

 5G非対応について安達氏は「海外では4Gとしてお買い求めいただける数が相当数ある」と話す。2024年に、同じく5G非対応の「Redmi 14C」を発売したところ、意外と売れ、4G対応の廉価モデルは依然としてニーズがあるとみる。「4Gだからというよりは、安いスマートフォンはないのか、という要望がある。大容量のバッテリーや最低限のパフォーマンスを発揮するチップセットを搭載して投入に至った」(安達氏)

REDMI 17
7500mAhというバッテリーはエントリーモデルとは思えないほど大容量だ

 それでも、REDMI 17の256GBモデルは、REDMI 15 5Gからメモリを8GB→4GBに落としながら値上げされているのも事実だ。そこでXiaomi Japanは、REDMI 17では最大4回のOSバージョンアップと6年間のセキュリティアップデートを保証する。これはREDMI Note 17 Pro Max 5Gも同様だが、REDMI 17のようなエントリーモデルでここまで長期にわたってサポートするのは異例のこと。

 これは、スマホ価格高騰の中で、Xiaomi Japanが見いだした答えの1つだ。

 「現在、スマートフォンの平均買い替えサイクルは4.5年程度まで伸びており、6年間使うようなお客さまもいらっしゃる。家計への配慮からも、『長期間・安心して使えること』への価値が高まっている」(安達氏)

 これまで、エントリーモデルはOSバージョンアップ2回、セキュリティ更新3回などが通例だったが、REDMI 17はそこから大幅に回数と期間を増やしている。

 「エントリーモデルであっても、OS更新やセキュリティサポートを求める声はグローバルで共通している。安さだけで購入したとしても、購入後の満足度を高め、安心して長く使ってもらいたいという思いからサポート期間を大幅に延長した」(安達氏)

REDMI 17
エントリーモデルでは異例となる、4回のOSバージョンアップと6年のセキュリティアップデートを保証する

 部材コストが上昇する中でも、「Xiaomiの利益率を5%に抑えてイノベーションを届けるという思想は1mmも変わっておらず、早割も含めて切り詰めている部分もある。最近発表された他社の商品と比較しても、納得感のある価格だと感じていただけるはず」と安達氏は自信を見せる。

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