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高校生の半数が感じる「SNSストレス」の要因とは? 高校生が実践する“3つの自衛術”と脱スマホのコツ(2/2 ページ)

高校生の約半数がSNSにストレスを感じる一方、約半数はストレスを感じていません。自分に入る情報の厳選、スルー力、スマホと物理的に距離を置く「アテンション・デトックス」など、大人も試せるコツを解説します。

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「ストレスを感じない」高校生が実践していること

 一方で、同調査の回答者の48.8%は「ストレスを感じていない」と答えています。ここでは、ストレスを上手にかわしている高校生たちの工夫の中から、大人にも応用できるコツを紹介します。

自分に入ってくる情報を選別する

 「SNSには自分の好きなジャンルしか流れてこないようにしている」からストレスを感じない、という回答が目立ちました。タイムラインや「おすすめ」フィードに表示される内容を、アルゴリズムをうまく活用することで意図的にコントロールしているのです。

 具体的には、XやInstagramの「興味なし」機能を積極的に活用し、「おすすめ」の精度を自分好みに最適化しています。また、フォローリストの定期的な棚卸しも効果的です。最近は乗っ取りによってアカウントの運用者がすり替わったり、フォロワーが増えた段階で商用化にシフトしたりする事例も増えています。こうしたメンテナンスを小まめに行うことで流れてくる情報を厳選し、ストレスの種を未然に遠ざけられます。

不快な情報は徹底してスルーする

 同調査で「ストレスを感じない」と答えた高校生の自由回答には、「自己統制ができているから」という意見が見られました。他にも「ストレスになりそうなものは徹底的にスルーする」「自分の心は自分で防衛する」といった声が挙がっており、目に入った不快な情報に対して感情を揺さぶられないよう、メンタル面での自衛意識を高く保っていることが分かります。

 仮に不快な投稿やアカウントを目にしてしまっても、過剰に反応して反論したり、コメント欄を追いかけて閲覧を続けたりするのは避けるべきです。静かに非表示やブロックの対応を取るのが賢明といえます。

 とりわけ対処に迷うのが、現実の知人が不快な発言をしているケースでしょう。「反応しないと人間関係に障るのでは」「無視するのは失礼かも」とためらいがちですが、メンタルを守る上では一定の「スルー力」が欠かせません。リアクションを控えれば、アルゴリズムの働きによって自然と表示頻度も下がっていきます。

スマートフォンと物理的な距離を置く

 また、「そもそもSNSを見る回数自体が少ない」という意見もありました。SNSに触れる絶対的な時間を削減することでストレスの発生源を断つという、シンプルながら非常に有効なアプローチです。

 この傾向は他の調査データにも表れています。若者マーケティング機関「SHIBUYA109 lab.」が15〜24歳の学生574人を対象に実施した調査(2026年3月発表)によると、7割以上の学生がスマートフォンから意識的に距離を置く行動を取っていることが分かりました。具体的な方法としては「散歩」(20.2%)、「読書」(20.2%)、「映画館に行く」(16.4%)などが挙がっています。同調査ではこうした取り組みを「アテンション・デトックス」と定義し、ネット上の過剰な情報から離れて心を整える行動として位置付けています。

 「通知をオフにする」「利用する時間帯を限定する」といった工夫も有効ですが、思い切って外出してしまえば自然と端末から離れられます。リアルな世界で楽しみを広げることが、SNSの出来事を過度に重く受け止めずに済む近道となるでしょう。

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散歩や読書などでスマホから物理的に離れる行動が効果的(SHIBUYA109 lab.より)

 SNSの利用時間の長さや生活への浸透度を考えると、若者世代の方が「SNS疲れ」との付き合い方における先輩といえます。「自分に入る情報を選ぶ」「不快な情報はスルーする」「スマホと物理的な距離を置く」という3つの姿勢を意識的に心掛けることは、大人の日常におけるストレス軽減にも大いに寄与するはずです。

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