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KDDIのローミング縮小でも「やめる理由にはならない」 楽天モバイルユーザー4人が語る本音と“経済圏”の囲い込み(2/2 ページ)

KDDIによるローミング提供の順次縮小を控えた9月下旬、MMD研究所が首都圏の楽天モバイルユーザー4人にヒアリングを実施した。ユーザーは安さや楽天経済圏との連携を高く評価しており、通信品質改善への手応えも感じている。ローミング終了への不安は限定的で、多少の値上げや電波環境を許容しつつ継続利用を望む声が大半を占めた。

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ローミングを終了しても「楽天モバイルをやめる理由にはならない」

 10月からローミング提供が終了・変更されることについては、意外にも佐藤さん以外、不安に思っている人がいなかった。

MMD研究所
2026年10月以降、多くのエリアでKDDIのローミングを縮小しており、横浜市も大幅に減少している

 高橋さんは「全く気にならない」ときっぱり。サービス開始当初のエリアの狭さを振り返り、「都内でローミングが終わっても、そんなに影響はないのではと思う。地下はどのキャリアもつながりにくいし、ローミングが終了して満足度が7点、6点に下がるかもしれないけれど、楽天モバイルをやめる理由にはならない」と語った。

 鈴木さんは「大前提として、格安スマホ=電波が悪いけれど、そこを妥協して安くなる。料金が安ければ仕方がないと納得がいく」との意識だ。納得できないレベルは「高頻度で使えないなど生活に支障が出るレベル」で「毎日ストレスがたまるようになったら考える」とのことだが、そこまで行かなければ受け入れるつもりだ。

 山本さんは「しばらく使ってみて、そこから判断する」と様子見の構え。

 電波環境の悪化を気にしている佐藤さんは「Starlinkが使えるキャリアに行こうかといろいろ考えている」と乗り換えも辞さない構えだった。

 「楽天モバイルの料金がもし値上げされた場合、どこまで許容できるか」との質問には、「今の金額プラス1000円以内に収まってくれて、今よりももうちょっとつながりやすくなってくれたらうれしい」(高橋さん)、「プラス1000円だったら耐えられる」(山本さん)、「毎月入ってくるポイントを考慮すると月額6000円くらいだったら楽天モバイルを継続」(鈴木さん)など、多少の値上げは許容するという意見がほとんどだった。むしろ、山本さん、鈴木さんはポイントプログラムの改悪を懸念していた。鈴木さんに至っては「楽天経済圏がなくなったらどうしようかと思うくらい」と語り、楽天経済圏への依存度の高さが印象に残った。

 ヒアリング全体を通して、料金が安く、つながりやすくなった楽天モバイルに対する満足度は4人とも高く、継続して使い続けたいという気持ちを持っていることが感じられた。楽天経済圏の囲い込み力の強さもまざまざと感じた。

 ただ、今回ヒアリングした4人は首都圏で暮らしており、楽天が自社でサービス提供しているエリアが比較的広い。ローミング終了の影響を強く受ける地域のユーザーが、4人と同じような感覚かどうかは分からない。楽天モバイルは「生活に支障が出ないレベル」の自社エリア構築をより一層、それも早急に進めていくことが必要であることは間違いない。

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