「夏服のおしゃれが大好き」という麗奈さん。「サンダルにも凝ってます」 |
映画『東京マリーゴールド』で麗奈さんが演じる主人公・エリコは、いわゆるダメ男に恋をしてしまう。「彼女がアメリカから帰って来るまでの1年間だけでいいから、私と付き合って」という、期限付きの恋愛……。
「こんなのってあるかな? って思うけど、すごくありそうなコト。感情を素直に出してエリコになれたと思います。最初から、別れの日が来ることがわかっているけど、結末はどうなるのか……そのドキドキを観る人にも感じてほしいですね」
この映画は、味の素「ほんだし」のCMを演出した市川準監督が、麗奈さんの雰囲気にほれ込んで実現したもの。CMでさりげなくいい母娘を演じている樹木希林さんもエリコの母役で登場する。
「樹木希林さんは、すごく温かい方で、撮影の合間にもよくお話をしていました。豆まきに誘っていただいたりもして、すごく楽しかったんですよ!」
そうした共演者、スタッフどうしの交流や撮影現場の雰囲気も合わせて「映画が大好き!」という麗奈さん。年間1〜2本の映画の仕事をこなして、20歳の1年間も充実して過ごした。
自宅でホッとくつろぐ日には、友だちにメールを送ったり、自分のホームページ用の日記を書く。
久留米での成人式にも出席した。「大好きな20歳」から一歩大人になった。カメラの前で目の輝きがグンと強さを増す、女優・田中麗奈がいる
『東京マリーゴールド』劇場案内のほか、ロケ地として使われたデートスポットの紹介やオリジナルのグリーティングカードが贈れる公式サイト
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「ノートパソコンを持ち歩いていた時期もあったけど、いまは家で落ち着ける時間にパソコンに向かう方が好きですね」
そのホームページにつづられるプライベートな言葉が、いい感じ。ふんわり、部屋や窓の外を眺めながら書いているような、彼女の視線が伝わってくる。
「ホント? うれしい!! 何を書いたらいいかな〜って、けっこう迷うんですよ。気がつくと何時間もかかってたりするし。でも、“パソコンを始めてよかった!”と思うのは、自分のホームページに日記を書いて、みんなに読んでもらえることなんです」
ほかには「う〜ん、好きなR&Bのアーティストのサイトを見るくらいかな。私にとってパソコンは、メールがすべてですね。ファイルの整理とかは苦手だし(笑)」
5月で21歳になった麗奈さん。
「去年、ハタチの誕生日はすご〜く楽しみだったし、盛り上がったんです。今年は20歳が終わっちゃうのが寂しい。ハタチって素敵だから、もっとハタチでいたい。21歳になったらどうか……それは、なってみないとわからないですね」
大好きだった20歳の自分。それは、がんばりと充実があってこその素直な勲章だろう。そんな麗奈さんがまた1つ大人になって、どんな表情を見せてくれるのだろうか。映画、CM、そしてホームページの彼女から目が離せない。
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