News 2001年4月9日 09:40 PM 更新

Weekly Top10(4月1日〜7日)

お勧めできないデスクトップPC?

【国内記事】 2001年4月9日 09:40 PM 更新

Weekly Top10 4月1日〜7日
1位 AnchorDesk:お勧めできないデスクトップOS
2位 Xbox初上陸でユーザーの反応は……
3位 “企業としての良識”を求められるNTT
4位 これが彼らの24時間――コンピュータ犯罪者日記
5位 低価格化の功と罪──名古屋めたりっく通信
6位 「Office XP」初体験:「なぜ!?」が少なくなったOutlook
7位 Quantum,ハードディスク事業から正式に撤退
8位 ついに正式発表された「Office XP」
9位 AnchorDesk:Mac OS Xに欠けている技術
10位 「Office XP」の目玉となる2つの機能

Weekly Top10 先週は,トップにAncher Deskのコラムがランクインした。「お勧めのOSは?」と訊ねられて「去年出たOS」と答えなければならないあたり,共感をおぼえた読者の方も多いのではないだろうか。

 仕事に使うことを考えたとき,出たばかりのOSというのはやはりリスクが大きい。編集部でも,インストールベースが多いのはWindows 2000だし,MacはMac OS 9.1がほとんどだ。テスト機以外で,Windows XPのベータ2やMac OS Xが入っているものはない。コンピュータ雑誌の編集部とはいえ,必要なとき以外に人柱になる理由はないのだから。

 個人的な意見を言わせてもらえば,新しいOSを導入するタイミングは,“早くても最初のアップデータリリース後”だろう。Windowsならサービスパック,Macなら小数点以下のバージョンアップが行われてから。そのころには,ソフトや周辺機器の対応も増え,また大きな不具合は大抵修正されている。

 パソコンそのものでも,同様のことがいえる。仕事柄,知人に「パソコン買うならどんなのがいい?」とよく聞かれるが,その多くは初めてパソコンを買う人たちで,スペックやOSまでは頭が回らない(OSを選択するという発想自体,中級者以上のものだ)。だから,こういう場合は「去年発売されたオールインワンノートPC」を薦めることにしている。

 去年の製品なら,スペックも十分だし,値段も下がっている。仮に不具合があったとしても,その時点では修正されているか,対処できるだけの情報は入手できるだろう。なにより,拡張の余地が少なく,またリカバリーCDやそれを動かすためのドライブもセットになったオールインワンノートが,サポートする側としては一番楽なのだ。休日に呼び出されて見てみたら,マウスとキーボードの接続が逆だった……なんてこともなくなる。

[芹澤隆徳, ITmedia]

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