News 2001年11月8日 11:57 PM 更新

おぼえてますか――今度のAIBOは“バルキリー”だ!(2)

 しかし「そちらの方はソニー本社の別チームが開発を進めているSDR-3Xにまかせる」とのこと。AIBOは「あくまでも4足歩行でいく」(AIBO開発担当者)方針だ。

 さて,メカニカルになった新型AIBOだが,編集部でも好き嫌いがはっきり分かれた。ガンダムフリークのK記者やN記者は,当然のように支持派。特に,別のロボット取材のため宇都宮まで遠出していたロボット担当(?)のN記者は発表会に行けなかったことをしきりに悔やみ,「口からBB弾が出るようになったら,すぐにでも買う!」と宣言。


CMOSセンサーが埋め込まれた口。「ここからBB弾を発射させたい(N記者)」

 逆に,ラッテやマカロンの“かわいい”路線を支持したのは,やはり女性陣。そのほか,マクロスをリアルタイムで知らない世代の新人S記者は「虫のようですね」……。

 バルキリー似という意見のほかにも,「宇宙刑事ギャバンだ」,「いやロボコップだ」と,そのスジの人が多い編集部に早くも大ウケだった。

 同社によると,ターゲットは「“メカ好き/PC好き/アニメマニア”なユーザー,もしくは30〜40代の“モノ(工業製品)のデザインが好き”というユーザー」とのこと。

 発表会場には,仔ライオン型「ERS-210」を持参して新型AIBOと遊ばせようとしたコアなユーザーも出現。係員に止められて,しょんぼりしていた。

 なお,ERS-210ユーザーへの朗報は,ヘッド/レッグ/テールの各ユニットを組替えることでERS-220に変身させることができる220トランスフォームキット「ERS-220E1」だ。これはコアユニットが共通の規格で作られているために実現したもの。

 キットは,ヘッドユニット/テールユニット/レッグユニット×4/バージョンアップメモリースティック/マニュアル類で構成される。12月上旬より発売し,価格は12万円。

 ただ,AIBOを持っていながら,新型が欲しいと思うコアなユーザーは,もう1台買ってしまうと思うのだが……。


発表会場にもERS-210を持参して新型AIBOと遊ばせようとしたコアなユーザーが出現

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▼ AIBOホームページ

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[西坂真人, ITmedia]