News:っぽいかもしれない 2002年2月9日 01:37 AM 更新

っぽいかもしれない:熱き「男の子」たちの闘い(6)

 ああ,ほんとうは,全部のロボットを紹介したいのだけどきりがない。決勝に残ったものはまた改めて紹介できるけど,それ以外の人,ごめんなさい。

 最後に,なんとなく行われた記念撮影風景。

 これを撮りながら,「これっていまの有明よりも濃いよね」 *8っていう会話もあった。うん,たしかに。

Intermission:先行者開発者登場

 ついに,先行者の開発者がいらっしゃった。中国の国防科学技術大学の馬宏緒先生と,周華平先生のお二人だ。

 お二人を日本に呼ぶためには,かなりの苦労があったらしい。まず,今回のROBO-ONEのまとめ役である西村輝一さんが,仕事上の付き合いがあった上海交通大学の沈希忠先生に,お呼びできないだろうかという話を持ちかけた。沈先生は「うーん,それは実現する可能性は1%もないよ」といいながら,仲介をしてくださった。そしてその1%の壁をクリアして招へいが適ったのだ。ビザがおりたのが出発の前日だったようだから,ほんとに綱渡りだったみたい。

 右から,馬宏緒,周華平,沈希忠,通訳,西村輝一,先行者。(敬称略)

 馬先生へのインタビューは西村さんが代表して行うという形になって,個別に取材することができなかった。チャンスがないわけではなかったのだけど,馬先生は日本語も英語もしゃべらないし,わたしは北京語ができないし,全くコミニュケーションのとりようがなかったのだ。

 インタビューをまとめるとこんな感じになる。

 先行者のルーツをたどると早稲田大学の加藤先生にいきつく。馬先生の指導教官だった趙先生が加藤先生と知り合いで学術交流をされていたのだ。

 先行者は基本的には人間の歩きかたをシミュレートしている。だから開発に先だって,まず人間の足の研究を行った。

 自由度は17。足が左右6ずつ。手が左右2ずつ。それに首で1だ。平地の歩行はもちろん4センチのステップも昇れる。それから,ことばも「ちょっと」しゃべれるし,ウインクもできる。

 モータは100ワットクラスのものを使用。サーボモータの技術はまだ日本のレベルに達していない。センサーは足の位置を見るものと加速度センサーとが搭載されている。

 今日の大会はひじょうに感動した。中国にもロボットのコンテストはある。

 日本でも評判になっていることは承知していたようすだけど,それについてどう思うかというような話題は出なかった。馬先生,ほんとにまじめそうな人で,もしわたしが聞けって言われても,やっぱりなんとなく聞けなかったかもしれない。


*8 これは解説がいる。ROBO-ONEの会場となった日本科学未来館の先の有明には東京ビッグサイトがあって,そこではこの日「ワンダーフェスティバル 2002 冬」っていうガレージキットやフィギュアの展示・販売会でが開催されていたのだ。こっちはこっちでとっても濃いイベントである。

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[こばやしゆたか, ITmedia]


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