News 2003年1月23日 11:59 PM 更新

落としても水をかけても大丈夫――“赤い彗星”の戦略商品も登場

ソーテックが、今年3月に発表予定の“堅牢ノートPC”や、同社ノートPCベースの“ガンダムパソコン”、PCのコンテンツをワイヤレスでTV視聴できる“Play@TV”など、同社の戦略商品を紹介した

 ソーテックは、1月23日に開催した新製品発表会で、今年3月に正式発表・発売予定のノートPC戦略商品「WinBook WX4180C」を初公開した。


今年3月に正式発表・発売予定のWinBook WX4180C

 WinBook WX4180Cは、モバイルPentium 4/1.8GHzと256MバイトのDDR SDRAM、HDD40Gバイト、CD-R/RWとDVD-ROMのコンボドライブ、14.1型液晶ディスプレイを搭載して15万9800円の予価がつけられている。このスペックだけみると、「お買い得感のあるPentium 4ノートPC」という以外は特に目新しさはない。

 同社が戦略商品として紹介するこの新ノートPCの売りは、“頑丈さ”だ。

堅牢設計を施した“タフノートPC”WinBook WX4180Cは、米国の軍用規格「MIL-STD」を参考にした過酷な環境試験を開発時に実施。90センチメートルの高さからの自然落下の衝撃に耐える「耐衝撃性」と、キーボードに水などをこぼしても大丈夫な「耐防水・耐防滴性」を備えた。

 発表会では、同社の大邊創一社長が「それでは、実際に“デモンストレーション”してみたいと思います」とサラッと告げると、堅牢ノートPCを小脇に抱えた開発担当者が、腰の位置(地上80−90センチメートル)あたりからいきなり手を離して「ドスン!」。これには、つめかけた報道陣からも「あっ……」とドヨメキが起こった。


腰の位置あたりからいきなり手を離して「ドスン!」

 「動かなかったらやばいな……」という大邊社長の心配をよそに、起動ボタンを押したWinBook WX4180Cは、何事もなかったかのようにWindows XPを立ち上げた。

 さらに開発担当者はコップ丸々1杯分の水を、何のためらいもなくノートPCへ勢いよくかけて見せた。再び会場から「あぁー」の声が上がったのも無理はない。何しろ、ノートPCを落としたり水をかけたりする発表会など、筆者でも初めての経験だ。指示を出した大邊社長も、さすがに「メチャメチャだな」とポツリ一言。


コップ丸々1杯分の水を、何のためらいもなくノートPCへ

 もちろん水びたしになったノートPCの方も、問題なく動作。「水だけでなく、コーヒーやコーラをこぼしてもPCは生きている。PCの使い方が手荒いと自負するユーザーや、外に持っていきたい、カーレースのピットや工事現場などで使いたいというユーザーに使ってもらいたい」(大邊社長)。

 堅牢設計を売りした同様のノートPCとしては、松下電器産業のPentiumIII搭載ノートPC「タフブック」シリーズがある。だがその価格は、A4サイズのCF-28が40万円前後、A5サイズのCF-M34が30万円前後と、同スペックのノートPCから比べると割高感は否めない。

 それに対して、今回のWinBook WX4180Cはスペックだけみても“お買い得感”がある上に、落としても水をかけても壊れない“頑丈さ”がついてくる。このあたりが同社の戦略商品たるゆえんだ。

“赤い彗星”の戦略商品も登場

 昨年末、「機動戦士ガンダム」に登場するキャラクター「シャア・アズナブル」をフィーチャーしたノートPC「ガンダムパソコン “CHARモデル”」がバンダイネットワークスから発表されて話題を集めたが、これもソーテックのノートPC「Winbook WLシリーズ」をベースにした同社の戦略商品だ。今回の発表会では、このガンダムパソコンの実機も初公開された。


昨年話題を集めた「ガンダムパソコン “CHARモデル”」 (C)創通エージェンシー・サンライズ

 バンダイネットワークスの大下聡社長は「12月26日の発表すぐに、わずか1時間で200人が注文したほどの人気ぶり。パート2も作って欲しいという要望も出ている。今後もこのようなコラボレーションを行ってみたい」と語る。


 大下社長から「大邊社長自身もガンダムファン」とバラされた大邊社長。なぜかシャア専用ラジコンザクを片手に、ガンダムパソコン“CHARモデル”を熱く紹介する姿が印象的だった。


シャア専用ラジコンザクを片手にガンダムパソコン“CHARモデル”を紹介する大邊社長

 また、昨年12月に発表した「Play@TV」の紹介も行われた。Play@TVは、10BASE-TポートとPCカードスロットを装備し、PCと有線/無線LANで接続することでPCのHDD内に蓄積されたマルチメディアファイルを再生し、家庭用TVで視聴できるデコーダ。これも新しいホームネットワークのスタイルを提案する同社の戦略商品だ。


PC内のマルチメディアファイルを家庭用TVで視聴できるデコーダ「Play@TV」

 会場では、実際にPC内のコンテンツを無線LANでPlay@TVに送り、家庭用TVで視聴するデモンストレーションが行われた。ここでも、PCから選ばれたコンテンツファイル名は「赤い彗星」……。好きですね>ソーテック様。


「通常の3倍のスピードで接近してまーす」 (C)創通エージェンシー・サンライズ



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[西坂真人, ITmedia]

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