News 2003年7月14日 11:26 PM 更新

News Weekly Access Top10(2003年7月6日−2003年7月12日)
AMDが主張する「MHzの意味を3割の人は知らない」

先週のアクセス第1位は「MHz」の意味を知らない人が意外とたくさんいたようだ、という記事。でもこの調査結果を発表したのがAMDと聞いて、「なにか」を感じてしまうユーザーも多かったのではないだろうか。

News Weekly Top10 7月6日〜7月12日
1位 「MHz」の意味を3割強は知らない AMDが調査
2位 Internet Explorer 6が「c:\aux」でフリーズするバグ
3位 ノートPCがメインマシンの座を奪う?――そんなわけがない
4位 プレクスター、世界初「8倍速」記録に対応した記録型DVDドライブを発表
5位 トーバルズ氏、SCO問題とLinuxのこれからを語る
6位 電子出版の普及は是か非か
7位 任天堂が求める“次期ゲームボーイ”向けFPDの性能
8位 PCパーツ「Justy」が自己破産
9位 純国産検索エンジンを支える「SIGUMA」アルゴリズムの正体とは?
10位 富士通、PCで肌チェックができるパッケージ発売

Weekly Top10 「ええっ、MHzを知らないっ!、そりゃ、びっくりだ」

 という感じで、PC趣味人にとって基本的単位である「MHz」の意味を知らない人がこんなにいたの?という驚きが、この記事をクリックさせたのかもしれない。

 だが、記事によると質問は3択問題となっている。用意された選択肢の内容によって、正答率はかなり変わってくるはずだが、はたしてどうだったのだろうか。意外な引っ掛けが選択肢として用意されていたために、間違いやすくなっている可能性も考えられる。

 そういえば調査をした団体「GCAB」の議長はAMD副社長。「クロック数」の存在意義を否定するためなら手段は選ばないことだってありえないこともない。

 で、MHzの問題で用意された選択肢。

 選択肢その1:A data transfer technology that uses fiber optic cable to carry information

 選択肢その2:A unit of measurement equal to 1 million electrical cycles per second, commonly used to compare the clock speeds of microprocessors

 選択肢その3: A computer's random access memory equal to 1 million bytes

 うむむむむ。ご丁寧にも、選択肢その2には「マイクロプロセッサのクロックスピードを比較するのに使われる」と説明まで書かれている。

 ひょっとしてひょっとすると、いまの若いヒトにとって「CPUの速さはGHzで比べるんでしょ」というのが常識かもしれないし、厳密主義の技術者にとって「MHzは単に“1秒間に何百万回繰り返すのか”を表現する単位でしか過ぎない」とこだわってしまうのかもしれない。

 と、いうのは考えすぎにしても、今回の選択肢で正答率6割というのは「こりゃ、びっくりだ」というのが正直な感想。でも、いきなり「MHzの辞書的意味を述べたまえ」と問われて、即座に答えられる人はどれだけいるだろうか。実は筆者も自信なし。

 「PCカードモデムの名前っ」と答える人がいたら、個人的には「座布団一枚!」と思ってしまうのだが。

[長浜和也, ITmedia]

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