News | 2003年10月7日 01:12 PM 更新 |
10月7日、千葉・幕張メッセで「CEATEC JAPAN 2003」が開幕した。アジア最大級となる映像、情報、通信の複合展示会には、今年は国内外の667社/団体が出展。IT/電子分野における最先端技術・製品の展示が行われている。10月11日までの5日間開催し、約18万人の来場者を見込んでいる。開場時間は午前10時〜午後5時(7日午前中のプレミアムタイムは、関係者のみ入場可能)。
今回のテーマは「ユビキタス・コミュニティー、次へ始動!」
会場は、デジタルネットワークステージ(ホール1〜5)と電子部品・デバイス&装置ステージ(ホール5〜8)に大別。デジタルネットワークステージは、ホームエンタテインメント/ホームネットワーク/カーエレクトロニクス/個人向けネットワーク・放送サービスの先端技術・製品が集まった「ホーム&パーソナルゾーン」と、ネットワークコンピューティング/企業向けネットワーク・システム/ソリューション・インターネットサービス/ソフトウェアなどを紹介する「ビジネス&ソサエティーゾーン」を設置。
また、電子部品・デバイス&装置ステージは、半導体関連/電子ディスプレイ/電子部品/電源・電池などを展示する「電子部品・デバイスゾーン」と、無線通信機器/電子応用装置/電子計測器関連などの最新動向がわかる「産業用機器ゾーン」が用意されるなど、幅広い内容の展示が行われている。
注目を集めているのはソニーブース。年末発売のHDD搭載DVDレコーダー「PSX」を参考出展している。午前中には発表会も行われ、価格やスペックなど詳細が紹介された(PSXの詳細は別記事を参照)。
三洋電機ブースでは、地上デジタルテレビ対応のW-CDMA/GSM端末を参考出展している。ブース内に放送基地局を設置し、実際にTV放送を受信するデモンストレーションを行っていた(別記事を参照)。
東芝ブースでは、先日発表した手のひらサイズの「モバイル機器向け燃料電池」を参考出展している。25ccのメタノール燃料で、1ワットの出力を最大20時間発電することができる。
また、NECブースでは、PCの3.5インチベイに内蔵可能なAOD(Advanced Optical Disk)を参考出展している。これは今年のCESでお披露目したもの(別記事)だが、今回の展示では実際にAODで映像を再生するデモンストレーションも行われている。AODは、DVD Forumでの標準化が進められている「Blu-ray」ではないもう一方の青色レーザー光ディスク。同社のAOD製品は、2004年末から2005年初頭の商品化を目指しているという。
[西坂真人, ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.