生体を利用したバイオ光センサーを世界初試作 産総研など
独立行政法人の産業技術総合研究所(産総研)などの研究グループは3月17日、生体組織と半導体素子を組み合わせたバイオ光センサーの試作に世界で初めて成功したと発表した。半導体素子が主流の撮像素子や発光デバイスなどへの応用を図っていく。
試作したのは産総研の光技術研究部門と東京理科大学、東京大学、静岡大学、東京工業大学の研究グループ。
グループは、温泉などに生息する藍色細菌から抽出した光受容体たん白を抽出。分子配線と組み合わせ、FET上に集積したところ、光電子変換素子としての動作を確認した。
デジタルカメラに利用されているCCDやCMOSといった半導体撮像素子は、画素ピッチの微細化・集積が進むにつれ発熱量が増え、感度の向上が難しいという課題が指摘されている。試作に使った光受容体は赤色光に対してほぼ100%の光電変換の量子収率を持つなど効率が高く、集積に成功すれば発熱が少なく省電力な撮像素子も実現可能だとしている。
成果は同日開幕した「国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」(東京ビッグサイト、19日まで)の産総研ブースで公開する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
6
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
10
Apple、M6搭載の14インチ「MacBook Pro」発表 AI性能向上、33万9800円から
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR