P2Pによるポルノ配信に「言い訳無用」
P2Pサービス上でポルノが配信されている問題をめぐり、米下院小委員会で5月6日、関係者が証言を行った。
P2Pサービス上で児童ポルノを含むポルノが多数配信されているのはなぜかと問われ、P2Pソフトベンダーらは、ネット上の至る所にポルノがあふれていることに比べれば、それは小さな問題だと応じている。だがこれに対してKids First Coalitionのペニー・ナンス理事は、そのような言い訳で「責任を逃れることはできない」と批判した。
小委員会メンバーのジョセフ・ピッツ議員とクリス・ジョン議員は、『このソフトの利用によって害を被ることがある』というユーザーへの告知、未成年者へのソフトの配布に際して親の同意を得ること、およびソフトのアンインストールを容易に行えるようにすることをP2Pソフトベンダーに義務付ける法案を推進している。2003年7月に提出されたこの法案ではさらに、P2Pソフトベンダーが従わなかった場合、米連邦取引委員会(FTC)がアンインストール手段を開発するよう提案している。
ピッツ議員は、P2Pネットワーク経由で子供たちにポルノを配信して、子供たちを性的行為に誘い込もうとしている輩がいるとし、こうした犯罪行為を助長する製品に関して「どんな言い訳も通用しない」とした。
だが、Kazaaの運営元Sharman Networksが設立したP2P業界団体Distributed Computing Industry Association(DCIA)の代表は、ピッツ議員らの法案は現状の形では支持できない、と述べている。理由は、P2P以上にポルノを簡単に入手できるWebサイトやチャットルームなどを支えるインターネット技術には対処せずに、P2Pソフトのみを標的にしているため。
「われわれとしては、進むべき道は、より強力なフィルターの開発を続けることだと考えている」とDCIAのマーティン・ラファーティCEOは述べている。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
5
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
6
Apple、M6搭載の14インチ「MacBook Pro」発表 AI性能向上、33万9800円から
-
7
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
8
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
9
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
10
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR