携帯電話での「AT&T」ブランド使用権問題で米3社が合意
業界再編の波に揺れる米携帯電話業界で、「AT&T」というブランドの使用権の行方が取りざたされていたが、AT&T、AT&T Wireless、Cingular Wirelessの3社は8月23日、3社間の合意が得られ、この問題が解決したと発表した。
AT&T Wirelessは、AT&Tから分離独立した携帯電話会社。Cingularは、そのAT&T Wirelessの買収を決めた米国第2位の携帯電話会社だ。しかしCingulerとAT&T Wirelessの合併計画発表から3カ月経った今年5月、AT&TがSprintとの提携によって携帯電話事業に再参入する意思を表明したため、携帯電話サービスにおける「AT&T」ブランドの使用権の今後が一部で関心を呼んでいた。
3社の発表によると、AT&T WirelessとCingularは「合併に伴う顧客の混乱を最小限に抑える」目的において「AT&T」ブランドの使用を認められた。この点を明確にするため、AT&T-AT&T Wireless間のブランドライセンス契約が修正されたという。
またCingularによるAT&T Wireless買収完了から6カ月間は「移行期」と見なされ、Cingularは「AT&T」ブランドを使用することができる。だが移行期を過ぎたら、Cingularは「AT&T」ブランドの使用を中止する。同社は、AT&T Wirelessを合併した後の新会社では自社ブランドを使う計画だ。
CingularとAT&T Wirelessの合併は年内に完了の見通し。
なお、AT&Tネットワークサービスの購入をめぐってAT&T-AT&T Wireless間で結ばれている別の契約にも修正が加えられ、AT&Tからのサービス提供期間が17カ月延長された。AT&TはCingular-AT&T Wirelessに対し、国際長距離、専用回線、企業通信の各サービスを提供する。
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