P2Pで電子カルテを流通 情報通信研究機構などが実証実験
独立行政法人の情報通信研究機構(NICT)は8月26日、P2Pネットワークシステムを活用して電子カルテなどの医療情報を病院間で流通させる技術の実証実験を、9月1日から北海道で行うと発表した。
旭川医科大学付属病院を中心に、道内14病院と北海道東海大学、旭川光信頼情報流通リサーチセンターの合計16拠点を結ぶP2Pネットワークを構築。電子カルテの登録、検索、閲覧と、立体ハイビジョン動画伝送を行い、12月下旬まで4カ月間かけて技術評価を行う。
各カルテは病院ごとに保存しておくことでサーバコストを抑える。データは暗号化した上、アクセス権限証明書で閲覧範囲を制御するなどしてセキュリティを確保。各ピアのアクセス履歴も収集し、異常アクセスを発見・防止することも可能。暗号化したままでも高速に検索できる技術も開発し、安全性と高速性を両立させた。
電子カルテの流通が実用化されれば、同じ患者への重複検査や二重投薬などを防ぎ、診療時間の短縮や医療費削減に貢献できるとしている。また転院した患者に継続した治療を行えるなどのメリットもある。
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