Hotmail創設者がスパム対策に乗り出す
サビーア・バーティア氏はアイデアに富む人物だ。MicrosoftにHotmailを売却して4億ドルを手にした同氏は、自分の生み出したサービスにとって今までで最も忌むべきもの――スパム――に対抗する新事業を立ち上げる計画だ。
先週シドニーで行ったIT起業家向けの講演で、同氏はアダルト製品や薬物を売り込み、詐欺を仕掛けるジャンクメールから受信ボックスを解放するための新製品を間もなくリリースすると明かした。
「私はスパム(対策)企業に投資してきた」と同氏は語り、スパムは「現実の問題」となっており、「誰かがスパムに悩まされない電子メールを作れば、革命的な功績になるだろう」と付け加えた。
しかしながら、バーティア氏は依然として新プロジェクトの詳細を明かすことには慎重で、「ネットワークレベルでアプライアンスを設置することによるインテリジェントソリューション」になると思うとだけ述べた。
「(機能性を)削ぐことなく、ユーザーに強力なシステムを提供しなくてはならない」と同氏は語り、ユーザーがメールの送信に少額の料金を払うというMicrosoftのスパム対策案を完全に一蹴した。
アウトソーシング、特にオフショアリング(国外への業務委託)の将来についての質問に対し、バーティア氏は、同氏の故郷であるバンガロールなどのインドの都市にホワイトカラーの仕事が流出するのを食い止めようとする米国法案に否定的な姿勢を見せた。
また同氏はAustralian Broadcasting Corporationの報道番組「7.30 Report」で、ホワイトカラー労働者にとってオフショアリング現象は恐ろしいものだが、避けられないことだと語った。「多くの職が流出するのは恐ろしいことだが、ハイエンドな研究職、デザイン職はたくさん残ると思う。これは人員の再教育の問題であり、避けられない」
IT組織の成功を後押しする要因について、バーティア氏は、企業を顧客とする開発者・起業家は、真の成功は最初に参入することよりも、最後まで生き残ることにあるという考えを受け入れる必要があると指摘した。
さらに同氏は、事業の運営を任せるのに不適切な人材を雇ってしまうと、災いを招くと警鐘を鳴らした。Hotmailの直後に興した事業が最悪の事態に陥ったときに、同氏はそのことに気付いた。
「落とし穴にはまってしまった。急いで市場に飛び込んで、不適切な人材を雇ってしまった。あなた方がB級の人材を雇うと、彼らはC級、D級の人材を雇うのだ」(同氏)
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