ナンバーポータビリティ、変更先の一番人気はau
富士通総研は4月7日、調査レポート「携帯電話の利用実態とニーズ分析2005」を発表した。調査は、2月4~8日の期間に、15~59歳で携帯電話を所有している人(PCによるインターネットユーザー)を対象に実施。有効回答数は1752人(男性885人、女性867人)。
同レポートによると、回答者が加入中のキャリアのシェアは、NTTドコモが50.0%でトップ。以下、KDDI(au)が26.4%、ボーダフォンが20.1%、ツーカーが3.5%と続いた。
この結果を年齢層に分けて見ると、NTTドコモの利用率が、20代および30代では半数を越えるのに対して、10代と40代以上では半数を下回り、その分auが3割以上となるのが目立つ。特に、50代のau利用率は38.8%でNTTドコモの36.7%を上回った。
プライベートにおける携帯電話での通話回数をたずねたところ、「毎日2~4回」「毎日1回」「週3回以上」「週1~2回程度」の回答で計8割を占めた。2年前の2003年に実施された同様の調査結果と比べて、通話回数の比率に変化はほぼないという。
一方、メールの利用状況は大きく変化した。回答者の99.2%がメール機能のある携帯電話を使っており、毎日1回以上メールを発信する人が69.6%、また、毎日1回以上メールを受信する人は78.2%に達する。2年前の前回調査結果と比較すると、特に、「毎日10回以上」メールを送受信すると答えた人の割合が増加した。また、年齢層別で見ると、10代において毎日10回以上送受信していると答えた率が、ほかの年齢層に比べて突出して高かった(受信40.2%、発信37.2%)。
インターネット機能搭載端末を使用しているのは全体の97.6%。26.0%が同機能を「毎日1回以上利用」していると答えたが、一方、「ほとんど利用しない」人も21.8%いた。
パケット定額サービスの利用者は8.4%と全体の1割に満たなかったが、「今後利用してみたい」と答えた人は45.1%に上る。同結果を年齢層別に見ると、利用率が12.8%、利用意向は54.9%と、いずれにおいても10代がほかに比べて目立って割合が高い結果となった。
端末の買い換え意向をたずねたところ、24.8%が「近いうちに買い換えたい」と回答。さらに、「時期は未定だが買い換えたい」という人も合わせると約7割が買い換え意向を持っていることがわかった。
端末の買い換え時に、「次回も同じキャリア」を選ぶと答えた人は70.0%に達する。しかし、キャリア別に結果を見ると、ツーカーでは24.6%が「次回は別のキャリア」、50.8%が「まだ決めてない」と答え、利用者の7割以上がキャリアを変更する可能性をもつ。また、ボーダフォン利用者も約4割が変更する可能性を示した。一方で、NTTドコモとauの利用者は、いずれもキャリア変更の可能性が3割未満にとどまった。
番号ポータビリティ制度の認知状況については、45.3%が「名前も内容も知っている」と回答。しかし、一方で半数以上の人は、「(名前は聞いたことがあるが)内容はよく知らない」(29.3%)、「名前も内容もよく知らない」(25.3%)としている。
番号ポータビリティ制度が実現した場合にキャリアを変更する意向があるかをたずねたところ、「ぜひ変更したい」または「買い換え時に変更を検討する」と答えた人が合計で62.7%に達した。キャリア別でこの結果を見ると、ツーカー利用者で変更意向のある割合は他キャリアよりも高い。一方で、「変更する気はない」と答える率がもっとも高かったのはau利用者で36.1%。
番号ポータビリティ制度によるキャリア変更の意向を持つ人に、希望する変更先キャリアをたずねたところ、ほかを大きく引き離しauが42.9%で首位を獲得した。また、現在利用中のキャリア別に傾向を見ると、NTTドコモ利用者の56.5%がauへの乗り換えを希望するという結果になった。
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