PC市場が回復 国内メーカー出荷、四半期で過去最高
電子情報技術産業協会(JEITA)は4月27日、2004年度第4四半期(2005年1~3月)の国内メーカーのPC出荷実績が、四半期ベースで過去最高になったと発表した。6割を占める法人市場が堅調だった上、個人市場でも回復基調が年明け以降も持続した。
同期の総出荷は402万4000台(前年同期比20%増)、5572億円(同17%増)。国内出荷は374万9000台(同20%増)、5263億円(同17%増)。
法人市場がリプレースを中心に引き続き堅調だったほか、企業の業績回復を背景に期末需要がおう盛だった。特に中小企業でその傾向が強く、少額資産を損金算入できる優遇税制などが追い風になった。
個人市場では年末の勢い年明け以降も続いた。春の季節需要に加え、子どもに専用PCを与える家庭内買い増し需要が増えており、裾野が拡大している。
2004年度通年の出荷実績は、総出荷が1303万9000台(前年度比13%増)、1兆8522億円(同8%増)。国内出荷は1207万5000台(同12%増)、1兆7336億円(同8%増)。
第4四半期の好調ぶりが貢献し、過去最高だった2000年度(総出荷台数1210万2000台)にほぼ並んだ。ただ、第2四半期からデルが統計に加わっているため単純比較はできないが、「デルの実績を除いて比較しても明らかにプラス」(JEITA)という。
法人向けと個人向けの比率は約6:4。法人市場では年末ごろから、個人情報保護法の本格施行に対応したセキュリティ関連投資が目立ち、期末に向けて勢いが加速。通年では前年度比で2割拡大した。
個人市場は、アテネ五輪のあおりで夏場に一時停滞したが、一体型デスクトップPCの充実やAV機能搭載ノートPCの登場などが刺激となって秋口から回復に転じ、通年では前年実績を数%上回ったもようだ。
形態別では、モバイルノートの総出荷が256万6000台となり、前年度比26%増と伸びが目立った。
本年度予測は総出荷が1280万台と6%増を見込む。最終年度を迎える優遇税制の駆け込み需要や電子文書法の施行などで法人需要が堅調に見込めるほか、個人向けでもデュアルコアCPUの本格化や「1人1台」の浸透による家庭内買い増しが進むと見ている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
【復旧】auで大規模障害 全国で通話・データ通信しづらい状態 緊急通報にも影響
-
2
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
5
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
6
【復旧】auで通信障害 全国の5G SA契約者の一部で
-
7
KDDI、東日本エリアで一時通信障害 ドコモ・ソフトバンクに続き連日で発生
-
8
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
9
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
10
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR