EXILIMケータイの“EXILIM具合”をチェックする
KDDIが発表した「W53CA」(カシオ計算機製)はコンパクトデジカメの1大ブランド“EXILIM”を名前を冠し、カメラ機能の充実が特徴的な“EXILIMケータイ”だ。高画素/高機能化の進む携帯電話のカメラ機能がどれほどコンパクトデジカメに近づいたのか、チェックしてみた。
なお、チェックしたのは試作機であり、画面インタフェースなどは変更される可能性があることをお断りしておく。
約50(幅)×103(高さ)×18.9(厚さ、最厚部23)ミリのボディは折りたたんだ状態で一見するだけではこれまでのカシオ計算機製WIN端末と大きな違いを感じさせないが、背面には大型のレンズガードと「EXILIM」のロゴが設けられており、“EXILIMっぽさ”を感じさせる。
カメラとしての基本スペックを確認しておくと、撮像素子は515万画素のCMOSで、35ミリ換算28ミリ(F値は2.8)の単焦点レンズを搭載する。厚さ18.9ミリというボディを実現するために光学ズームは省かれているが、最大16倍のデジタルズームが用意される。メール添付モードを含めた画素/画質変更機能も実装されるが、詳細は未定となっている。
画像処理エンジンは「EXILIMエンジン for Mobile」。EXILIMの名前こそ冠するが、デジタルカメラのEXILIMに搭載されている画像処理エンジン「EXILIMエンジン」を改良したものではなく、中身としては別物だ。「“薄型スタイリッシュ”というコンセプトの共通点を明確にするため」(同社)。
ただし、操作インタフェースはデジタルカメラのEXILIMシリーズに類似した作りになるほか、DSPを利用した電子式手ブレ補正や「ベストショット」など特徴的な機能は踏襲されている。電子式手ブレ補正は、シャッター押下時に写真を複数撮影し合成することで縦/横/回転方向のブレを補正する「6軸手ブレ補正」と、ISO感度を高める「高感度撮影」の2つを組み合わせた「手ブレ補正モード」が用意されている。
デジタルカメラのEXILIMにおけるベストショットは人物スナップや夜景など、撮影シチュエーションにあわせたパラメーターがプリセットされたいわゆる「撮影モード」を指すが、本製品でも同様のプリセットパラメーターが15種類用意される。試作機には「人物」や「夜景」などが用意されていたが、これが製品版でもそのままになるかは未定。なお、「手ブレ補正モード」はベストショットの1項目として選択するのではなく、メニューから別途選択するようになっている。
オートフォーカスももちろん搭載する。携帯電話のカメラ機能としては珍しい9点AF(コントラストAF)が採用されており、画面の完全な中央に被写体が位置していなくとも、ピントのあった写真を撮影できる。また、肌色などを自動的に鮮やかに見えるよう自動補正する「記憶色補正」機能も搭載するが、こちらは常時オンとなっておりユーザーが設定を変更する/オフにすることはできない。
カメラの起動はメニュー画面操作または2軸ヒンジを回転させる(ビューワースタイルにする)ことで行える。アプリ(内蔵辞書など)を起動している場合はその限りではないが、デフォルト設定ではビューワースタイルにすると自動的にカメラ撮影/画像閲覧モードとなる。
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