音楽出版会社がYouTubeに集団訴訟
米テネシー州の音楽出版社が6月7日、YouTubeを相手取って集団代表訴訟を起こしたことが、eWEEKの取材で分かった。この会社、Cal IV Entertainmentはティム・マックグロウ、フェイス・ヒルなどカントリーアーティストのナンバーワンヒットシングル14本の著作権を持つ。
Cal IV Entertainment側は、同社が著作権を持つ楽曲60曲以上がYouTubeでホスティングされていると主張、直接的、間接的著作権侵害と、著作権侵害の代行、助長でYouTubeを訴えている。
YouTubeに対しては最近、ニュージャージー州交通局(NJTA)が同様の訴訟を起こした。Cal IVの訴えによると、YouTubeは通告を受けてすぐにビデオを削除することで米デジタルミレニアム著作権法(DMCA)に従ってはいるが、繰り返される著作権侵害の防止措置を何も講じていないという。
訴状では次のように記されている。「YouTubeは、侵害行為を繰り返すYouTube登録者とアカウント所有者の利用を停止させるポリシーの導入および合理的実装を怠っている。YouTubeはまた、過去に通告を受けた作品の侵害状況監視も怠っている」
YouTubeのビデオ共有サイトをめぐっては、英国のプレミアサッカーリーグやブルーグラスミュージシャンのデビッド・グリスマン氏などが同様の訴訟を相次いで起こしている。
Cal IVの訴状では、YouTubeで著作権を侵害された作品を見つけ出し、削除された後も再掲載されないようにしておくことが難しい状況を詳しく説明している。ユーザーは無作為にタグを付け、ビデオについての説明を記載できるため、Cal IVが自社の全作品を見つけて削除要求を出すことは不可能だという。
YouTubeのコンテンツ認証プログラムでは表向き、著作物の今後のアップロードを食い止められるとされているが、たとえCal IVがこれに加入したとしても、毎日のようにYouTubeサイトで自社の著作物が見つかる状況は変わらないだろうとCal IVは主張している。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
5
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
6
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
7
「推しがそばにいる日常」を ソニー、5万円台の裸眼3Dディスプレイ アニメ公式コンテンツに対応
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
10
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR