英グラスゴー大学、精度ほぼ100%の顔認証技術を開発
英グラスゴー大学の科学者らは1月25日、従来より認証精度の高い新顔認証システムを開発したと発表した。1月24日発行の米科学誌Scienceに研究報告が掲載されている。
顔写真から犯罪者や疑わしい人物を識別する従来のシステムは、写真撮影時の照明や人物の顔の向きなどに左右され、信頼性が低かった。しかし今回研究を主導したロブ・ジェンキンス博士らによると、新システムは同一人物の複数の顔写真を組み合わせて平均的なイメージを作り出すことで、認証精度を従来の2倍以上向上させることが可能だという。
研究者らはこの顔認証システム「FaceVACS」の精度を、「顔ちぇき」的システムを使ったサイトのMyHeritage.comで実験した。MyHeritage.comでは、顔写真を3万人以上の著名人の顔写真と比較し、誰に似ているかを判定するサービスを行っている。デビッド・ベッカム、クリント・イーストウッド、ショーン・コネリー、ビル・クリントンなどの著名人の写真を照合したところ、本人だと正しく判定されたのは半数のみだった。ところが彼らの平均的なイメージ写真をアップすると、識別度はほぼ100%に上昇したという。
「FaceVACS」は現在シドニー空港で実験が行われているという。
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