AKB48「ポスター44種類コンプでイベント招待」企画、「独禁法違反」のおそれで中止
ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下のデフスターレコーズは2月28日、アイドルグループ「AKB48」のイベントへの招待方法に問題があったとして、イベントを中止すると発表した。CD特典のポスター44種類をそろえるとイベントに招待するという手法が「独占禁止法に抵触するおそれがあるため」という。イベントをめぐっては「やり方がひどいのでは」とネットで騒動になっていた。
AKB48は27日に発売した新シングルCDについて、東京・秋葉原の「AKB48劇場」での販売分に、「購入者特別プレゼント」としてメンバー全員分のソロポスター44種類をつけた。さらに、44種類を全部集めると招待するというイベントも企画した。
だが、ポスターはCD1枚につき1枚がセット。「ご購入の際、ポスターはメンバーの指定ができません。44枚の中からランダムでお渡し致しますので、予めご了承ください」という制限もあった。つまり44種類を集めるには最低でも44枚のCDを購入する必要がある上、確率を考えると実際にはそれ以上のCD購入が必要になる。
このためインターネット上では「ファンから搾り取れるだけ搾ろうというひどい商売」などと批判が相次ぎ、騒動になっていた。
同社は28日、Webサイトで「ファンの皆さんの加熱を招いてしまったことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。イベント招待方法が独禁法上の不公正取引に抵触するおそれがあるとして、イベントとポスター特典を含めて中止することにしたという。
中止に伴い、希望者からの返品を受け付ける。3月3~31日まで、未開封商品と特典ポスターをAKB48劇場に持参すれば返品を受け付ける。返品はポスターもセットで、例えば5枚のCDを返品する際は特典ポスターも5枚持参する必要があるという。
独占禁止法は不公正な取引を禁止しており、公正取引委員会は◆http://hrsk.jftc.go.jp/dk/03.asp?process=0&filename=dk000300.xml&key=◇◆不公正取引として「抱き合わせ販売」「優越的地位の濫用」など16種類を不公正な取引方法として指定している。
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