オンラインで買った薬品の60%以上が偽造品――欧調査
安全な薬品の提供を推進する欧州の団体European Alliance for Access to Safe Medicines(EAASM)は6月5日、オンラインでの薬品販売に関する調査報告を発表した。調査は100件以上のオンライン薬局を対象に行った。
オンラインで販売されている薬品の62%が、偽造品か規格外の製品だったという。この中には、心臓血管や呼吸器系統、神経障害、精神衛生といった深刻な疾患用と表示された薬品も含まれるという。また、残り38%が正規ブランド品ということになるが、このうちの16%は、違法にEU(欧州連合)に輸入されたものだった。
さらに、オンライン薬局の95.6%が違法に運営されているほか、資格を持った薬剤師名を公表していないWebサイトは94%。処方せんが必要な薬品を、処方せんの提示なしで提供しているサイトは90%に上ったという。
注文した薬品と一緒に、別の薬品の無料サンプルが届く場合も多いという。これらの薬品を同時に服用する際には医師の診断が必要な場合もあるが、サンプルの多くは、医学的評価なしに届けられているという。
EAASMは、違法オンライン薬局の急増により、患者に偽造薬品が届けられるリスクが高まっているとして、偽造薬品の広告を出しているオンライン薬局を、GoogleやYahoo!、MSNなどの検索エンジンのページから削除すべきだと提案している。
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