コンセプトは「公式黙認」――「ニコニ・コモンズ」運用スタート
コンセプトは「公式黙認」――ニワンゴは8月15日、「ニコニコ動画」などで2次利用できる画像・動画・音声作品の投稿サイトと利用ルール「ニコニ・コモンズ」の運用を始めた。自分の作品を登録して使ってもらったり、登録作品を利用して新しい作品を作ったりすることができる。
18日までに多くの作品が投稿されており、「こもんちゃん」というニコニ・コモンズをイメージしたキャラクターが人気。運営サイドからは「がくっぽいど」の画像・音声素材や、「ポリリズム」(Perfume)のMIDIファイルなども公開されている。
画像や動画、音声作品を投稿したいクリエイター(プロ・アマ問わず)は、営利目的利用を許可するかどうかと、利用をニコニ・コモンズ対応サイト(現時点では「ニコニコ動画」と「pixiv」)に限定するかどうかを決めて作品を投稿。投稿作品には「ニコニ・コモンズID」が割り振られる。
利用を許可する条件は、具体的には「非営利目的利用に限定」「営利目的も許諾」「営利目的利用には別途許諾が必要」と、「インターネット全体に許可」「ニコニ・コモンズ対応ウェブサイトに限定」をそれぞれ組み合わせ、計6種類から選ぶことになる。これ以外のルールを付記することも可能。ライセンスの有償提供によるビジネスも制限しない。
ユーザーは、登録された作品をダウンロードし、ほかのコンテンツと組み合わせるなどして新しい作品を作り、利用条件に応じてニコニコ動画や個人サイトなどで公開できる。
公開する際は、利用した作品のニコニ・コモンズIDを付記することが必要。IDはニワンゴ側のサーバで一元管理しており、作品の登録日や変更履歴、ダウンロード数、ダウンロードしたユーザーの情報も把握できるため、クリエイターは自分の作品から派生した作品を追跡できる。
JASRAC(日本音楽著作権協会)に信託された楽曲を独自に演奏した素材も投稿できるが、ダウンロードは有料の「プレミアム会員」限定で、1日最大10作品まで。
公序良俗に反する利用や、関係者の名誉を害するような利用、著作者が設定した利用条件に反する利用はできない。公序良俗に反すると認められる作品は事務局が削除。権利侵害作品も権利者からの申し立てなどに基づいて削除する。
同社は「クリエイター同士の交流とコラボレーションの場を提供すること、安心して2次創作活動が行える場を提供すること、作品の利用を促進する場を提供することが目的」としており、今後、対応サイトや対応するファイルの種類を増やしていく予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
3
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
4
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
5
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
6
Anthropic、独自の“創薬活動”に着手 社員1人のバイオ企業を買収、小児難病の治療薬研究を進める
-
7
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
10
「対策を後回しにしたサーバが軒並み狙われている」 相次ぐ不正アクセスにラックCTOが警鐘
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR