エキサイト、「ポータルサイトとしての原点回帰」で再建へ
2期連続で営業赤字を計上したエキサイトは、再建に向けて“原点回帰”に取り組む。ポータルサイトという原点に立ち戻り、「Excite」トップページを改修するなどメディア事業を強化するほか、「エキサイトフレンズ」などコミュニケーション事業に注力して立て直しを図る。
5月8日に発表した2009年3月期の連結決算は、売上高が前期比2.6%減の128億2600万円、営業損益が4億7200万円の赤字(前期は2億400万円の赤字)、純損益が23億600万円の赤字(同19億6900万円の赤字)だった。
09年3月期はFX事業やクレジット事業から撤退するなど整理・再編を行い、選択と集中を進めてきた。今後は、同社の原点でもあるポータル「Excite」を中心としたメディア事業と、「エキサイトフレンズ」「エキサイト恋愛結婚」などコミュニケーション事業に注力し、黒字化を図る。
2007年3月期は売上高の約半分をメディア事業が占めていたが、09年3月期は約4分の1まで下落。野田俊介社長は、「ポータルサイトを運営する会社と再認識し、ネット広告を増やしていきたい」とし、メディア力を強化する方針だ。
メディア力の強化策は、(1)使いやすいトップページでポータルサービスを復興、(2)女性向けコンテンツなどのキラーコンテンツの育成、(3)iPhoneアプリの提供やモバイルコンテンツを強化――など。広告は「すぐに伸びるわけではなく、2年計画」と中期的に取り組む姿勢だ。
月額315円で会員同士がメール交換できる「エキサイトフレンズ」や、「エキサイト恋愛結婚」などコミュニケーション事業にも注力。特にエキサイトフレンズは利益率が高いという。これらのサービスで培ったノウハウを生かした新サービスの投入も検討している。
「何をするにもエンジニアの落とし込みが必要」とし、4月1日付けで技術部門を重視した組織体制に変更。CTO(最高技術責任者)や、全社のリソースやノウハウを生かしたサービス企画・開発を指揮するCSO(最高戦略責任者)を設置し、「作る部分と売る部分の連携に注力する」としている。
2010年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比1%増の130億円、営業利益が1億5000万円、純利益が5000万円と黒字転換を見込む。「コアにすべて注ぎ込み、黒字化を図る」と野田社長は意気込んでいる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
6
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
10
Apple、M6搭載の14インチ「MacBook Pro」発表 AI性能向上、33万9800円から
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR