無線LAN-HSDPA自動切り替えの超小型無線LANルーター、NTTBPが発表
NTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)は7月15日、無線LANとHSDPAに対応し、使用時の最適な環境を判断して自動的に切り替えるポータブル無線LANルーター「Personal Wireless Router」(PWR)を発表した。今年末の発売を予定している。価格は未定。
HSDPA通信モジュールを内蔵したポータブル無線LANルーター。Netbookや携帯型ゲーム機などから無線LAN(IEEE802.11b/g)でルーターに接続すれば、HSDPAか公衆無線LANサービス経由でインターネットにアクセスできる。
サイズは60(幅)×95(高さ)×17.4(奥行き)ミリ、重さ約120グラムと名刺大サイズの小型軽量な本体で、バッテリーで連続6時間の通信が可能という。WAN側はHSDPAと公衆無線LANサービス(IEEE802.11a/b/g)に加え、EDGE/GPRSにも対応し、海外での使用も可能だ。
複数のWANインタフェースを搭載することで、利用状況に応じてWAN回線を自動的に選んで接続するのが特徴。屋内では無線LANで、無線LANエリア外ではHSDPAで──といった接続を自動的に行う。接続先の優先順位を付けることも可能だ。公衆無線LAN用の認証IDなどをルーター本体に登録できるため、機器ごとに個別に設定しなくてもサービスを利用できる。
NTTBPはNTT傘下の無線LAN専業会社。新製品は「無線LANはスポット的で、エリアを外れるとネットワーク接続できなくなるいう課題を解決するために開発した」(小林忠男社長)という。公衆無線LANにつなげないエリアでも、別の手段でいつでもネット接続したいというニーズに応える。
8月下旬から、利用シーンの把握や製品機能・仕様に関する要望の収集のためフィールドトライアルを実施。500人程度のモニターを募集する。「買ってもらえる商品にするにはまだまだ問題が多い」(小林社長)といい、「トライアルで頂いた意見を商用品に反映したい」としている。トライアルではNTTドコモのHSDPAサービスと、NTT東西地域会社が提供する「フレッツ・スポット」を利用。機器と回線契約は無償貸与する(期間終了後に要返却)。
ジャーナリストのモーリー・ロバートソンさんもモニターとして参加。ルーターをともに日本各地を旅し、ユーザーとコミュニケーションを取りながら行き先を決めるプロジェクト「molitter」を行う。「動画のストリーミングなどを利用してユーザーとコミュニケーションを取りながら威力を実証したい」(ロバートソンさん)
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