「全自治体を巻き込みたい」 佐賀県武雄市、自治体ページの“Facebook化”全国拡大へ
市の公式ページをFacebookページに全面移行した佐賀県武雄市は、全国の自治体向けに(1)公式ページのFacebook移行、(2)特産品販売用Facebookページの開設、(3)ページの運用――を行う団体を年内をめどに設立する。同市の樋渡啓祐市長がこのほど明らかにした。
団体名は「F&B会議」(Fun&Buy会議)。同市と九州地方の民間企業が共同で設立する。自治体へのサービス提供価格は100万円程度で、そのうち3分の1は同市が得るという。設立後3年間で200自治体への導入を目指すとしている。
同市は今年8月1日に市のページをFacebookページに移行。移行後のページのアクセス数は約3カ月半で1000万PVを突破するなど、月平均5万PVだった旧公式ページと比較して大きく増加したという。
11月7日にはFacebook上に同市の特産品販売ページ「F&B良品」(Fun&Buy良品)を開設。市内の企業の商品を無料で掲載し、Facebookユーザーに向けて販売している。
12月13日現在、F&B良品の商品ラインアップは「松阪屋佐賀牛すき焼き用お肉セット」「特選レモングラスカットリーフ」など8商品。今後は地元企業との定期的な商談会などを通じてラインアップを拡充し、「3年間で1000商品を展開し、年商10億円を目指す」(樋渡市長)としている。
同ページで得られた収益は出品企業に還元し、地域所得の向上につなげるのが狙いだ。樋渡市長によると「これまで多くの通販サイトでは、商品の出品に当たって多額の手数料がかかっていた」が、F&B良品では手数料が一切かからないほか、専属のカメラマンを無料で手配。出品費用や中間マージンを排除することで、消費者も安価に商品を購入できるようになるという。
旗振り役となる新団体・F&B会議では、同市の一連の取り組みを全国の自治体へ拡大。各自治体への営業活動は同市が担当し、Facebookページへの移行やシステム構築・運用・保守作業などは民間企業が担当する。
樋渡市長は「来年度の導入に向けて検討を進めている自治体が既に10以上ある。いつか全ての自治体を巻き込んで、Amazonのような巨大なマーケットを作り上げていきたい」と話している。
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