トヨタの自動車ポータル「GAZOO.com」リニューアル Windows Azureでクラウド化
トヨタ自動車は、同社が運営する車の総合サイト「GAZOO.com」を5月30日にリニューアルする。プラットフォームには日本マイクロソフトの提供するパブリッククラウド Windows Azureの新サービス「Windows Azure 仮想マシン」と「SharePoint Server 2013」を採用した。
同サイトは若年層ネットユーザーをメインターゲットに車への興味関心を高めるのを狙いに1998年にオープンし、月間訪問者数は約165万人。他社も含めた新車・中古車の情報やドライブスポットの紹介、車ファンによるブログコミュニティーなどを持つ。
リニューアルは(1)大量の情報を見やすく・検索しやすく、(2)スマートフォンやカーナビなど多様化するデバイスへの対応、コミュニティー機能の強化──の3つが主な目的。掲載するクルマ情報を現在の1400車種から3000車種まで増やしてデータベースを強化するほか、今秋にはSNSをオープンする。
音声で道中の観光スポットを紹介する「バーチャルバスガイド」機能を備える「ドライブそのものを楽しんでもらう」ためのスマートフォン向けナビゲーションアプリも公開する予定。月間訪問者数を200万人に引き上げ、スマートフォンからのアクセス比率も現在の3割から5割程度まで伸びると見込んでいる。
サイト運営プラットフォームに「Windows Azure 仮想マシン」と「SharePoint Server 2013」を組み合わせて採用するのは世界初という。トヨタe-toyota部の山田博之部長は「開設以来15年かけてつぎはぎしてきたサイト全体の情報を一元化することで、管理もしやすくなり運営コストも半分以下に抑えられそうだ。ブログやSNSの機能が標準搭載されていたのも決め手の1つ」と話す。
日本マイクロソフトの小原琢哉常務は「ユーザーが求める情報をより早く、より適切に提供することが重要なポータルサイトの運営プラットフォームとして最適なものを提供できた」と自信を見せる。将来、約30万ページに上るトヨタのWebコンテンツ全体を同プラットフォーム上に移行する計画もあるという。
トヨタ自動車と米Microsoftは11年4月、Windows Azureをベースとしたトヨタの次世代テレマティクス向けグローバルプラットフォームの構築に向けて提携。トヨタの社内グローバルITシステム構築で協力関係を強化しており、サイトリニューアルも提携に基づく。
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