「彼にお礼が言いたい」 「BLEACH」作者、最終回前に亡くなったファンレター差出人の情報を募集
今年8月に連載が終了した人気漫画「BLEACH」作者の久保帯人さんが、5年前に受け取ったファンレターの差出人情報を募っている。不治の病に冒され、BLEACHが最終回を迎える前に亡くなったとみられる男の子からの無記名のファンレターで、BLEACHの連載に生きる希望をもらっていた――などと書かれていたという。
これまでの経緯を、「お礼」として11ページの漫画にしてTwitterで公開した上で、「どんな情報でも構いません」と専用フォームを設置し、情報を募っている。
BLEACHは、週刊少年ジャンプで2001年に連載がスタートし、15年目の今年8月22日に完結した。「第1話を描いてた時に決めた通りの最終回を書けた」ことは「読者のおかげ」で、何万通も届いたファンレターはすべて読み、保管しているという。
連載10年目のころには体を壊して休載を繰り返し、「自分は漫画家失格だ、すぐに連載を終えるべきなんじゃないか」と悩んだ時、住所も氏名もない1通のファンレターが届いたという。不治の病に冒され、余命1年半という男の子からファンレターだった。
彼は、自分の病について知り、自暴自棄になっていたが、BLEACHに出合い、次の巻が読みたくて、入院してから初めて明日のことを考えるようになったこと、BLEACHが自分の世界を変えてくれ、生きる力を再び与えてくれたこと――などが書かれていたという。
「僕が亡くなったらこの手紙を送ってと頼んだ」とも。最後のお願いとして「どうか先生の追うままのBLEACHを最後まで描き切ってください。僕はそれが読みたい」と書かれていたそうだ。
久保さんは「皆さんにお願いがあります。この手紙の送り主を捜す手伝いをしていただけませんか。彼へのお礼が言いたいのです。このお礼の漫画を彼は読めていないのだから」――と、手紙の実物の写真を公開。「彼についてのどんな情報でも構いません。ご存知のことがあれば、この投稿フォームからメッセージを送ってください」と専用フォームで情報を募っている。
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