LINE、「Clova」スキルの開発キットを公開 外部企業と連携強化
LINEは6月28日、AIアシスタント「Clova」に搭載するスキル(機能)を、サードパーティーの外部企業や開発者が作成できる「Clova Extensions Kit」を7月中に公開すると発表した。公開に先駆け、東急電鉄やローソン、日本航空(JAL)など34社が協力し、50以上のスキルを順次提供していく。
開発者が作成したスキルは審査を経て、7月下旬以降に公開する「Clovaスキルストア」上で提供するとしている。「プラットフォームのオープン化により、Clovaを通してできることが広がる」(LINE)
また、既にLINEが提供している、家電製品を音声操作できる機能「Clova Home」に対応する製品を増やす。連携済みのLED照明「Philips Hue」に加え、シャープ、パナソニック、東芝映像ソリューション、三菱電機などのメーカーの製品と順次連携する計画だ。
声優やアイドル、恋人……「好きな声をスマートスピーカーに」
スマートスピーカー「Clova WAVE」の一般発売(2017年10月)以降、LINEは音声認識の精度向上に努めてきたという。同社の舛田淳CSMO(最高戦略マーケティング責任者)によれば、認識精度は94%から95%に向上、音声を認識してから反応するまでの時間(レスポンスタイム)は1.389秒早くなった。「他社製品と比べても引けを取らないレベルまで改善した」(舛田氏)
Clova搭載のスマートスピーカーは、「ドラえもん」や「ミニオン」をモチーフにしたモデルを投入するなど、キャラクター性を重視している。そうした背景から「音声にキャラ性を持たせる取り組み」も進めている。
28日、舛田氏は同社のイベントで、舛田氏自身の声で返答するスマートスピーカーを披露した。DNN(ディープニューラルネットワーク)を活用し、少しの音声データから声の特徴を学び、未知の語彙に対応できる音声合成技術を開発したという。
これまでのClova WAVEは「ベースとなる声を作り出すために、声優の声を数百時間録音していた」が、新技術は4時間程度で高品質の音声データを生成できるとしている。
「Clovaの音声をベースに『声色を変える』ように、新しい音声を作れる。まだ商品に組み込める段階ではないが、精度が上がれば、声優やアイドル、恋人、両親など好きな人の声をスマートスピーカーにセットできる」(舛田氏)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
「自分の個人情報が漏えいした……どうすれば?」 IPAが対処法公開
-
10
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR