仮想通貨採掘でプレイ無料 ゲーム運営の新しい収益源に スマイルメーカーの新サービス
ソーシャルゲームの開発・運営などを手掛けるスマイルメーカー(東京都新宿区)は7月17日、プレイヤーのPCで仮想通貨のマイニングを行い、ゲームパブリッシャーの新たな収益源とする新サービス「HecatonCave」(ヘカトンケイブ)を発表した。プレイヤーは無課金でゲームが楽しめたり、ゲーム内アイテムを獲得できたりするため、双方にメリットがあるという。
ゲームパブリッシャーは、プレイヤーに都度承認を得た上、ゲーム体験を阻害しない範囲でプレイヤーのPCリソースをマイニングに利用する。プレイヤーはマイニングに提供するリソースやマイニング時間を任意に設定でき、いつでも変更可能。その対価としてゲーム内アイテムなどを受け取れるため、ゲームをよりアクティブに楽しめるという。「アイテムに投入する金額の多寡により生じていた不公平感が改善され、将来にわたってゲームそのものが健全化していくことが予測される」(同社)
12月から提供し、初年度は30社の導入を見込む。スマイルメーカーも、8月中にHecatonCaveを導入したブラウザゲームをリリースする。当初は「Monero」や「Ether」「BitZeny」を採掘の対象として検討しており、ブラウザゲームではMoneroをマイニングする予定だ。
19年にはスマートフォンを対象としたHecatonCaveも提供する。「合意形成アルゴリズムがPoW(Proof of Work)の仮想通貨をモバイル端末でマイニングすることは、(処理能力や通信の面で)プレイヤーに不利益が大きい。このためモバイル版に関しては別の手法を検討している」(同社)という。
※ PoW:Proof of Work。ブロック(取引データ)の偽造を防ぐため、複雑な計算問題(ナンス)を一番先に解いたコンピュータがブロックを承認する合意形成アルゴリズム。ビットコイン、モナコインなどが採用している
【追記:2018年7月17日19時31分更新 ※取材をもとに情報を追加しました】
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
【復旧】auで大規模障害 全国で通話・データ通信しづらい状態 緊急通報にも影響
-
2
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
5
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
6
【復旧】auで通信障害 全国の5G SA契約者の一部で
-
7
KDDI、東日本エリアで一時通信障害 ドコモ・ソフトバンクに続き連日で発生
-
8
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
9
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
10
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR