「ねえ、るか」でテレビを音声操作 アイリスオーヤマがテレビ事業に本格参入、国内シェア10%目指す
アイリスオーヤマは11月13日、「ねぇ、るか」と話し掛けて操作できる「音声操作 4K対応液晶テレビ」7機種を発表した。20日から順次発売し、テレビ事業に本格参入する。
音声操作 4K対応液晶テレビは、音声認識回路とマイクを内蔵した音声操作リモコンを使えるのが特徴。リモコンが聞き取った内容を変換して赤外線コードとしてテレビに送信するため、インターネット環境やスマートスピーカーがなくても操作できる。価格はフロントスピーカーモデルが税別10万4800円(43V型)から、ベゼルレスモデルが税別9万9800円(43V型)から。
赤外線を使用するため、スマートスピーカー使用時と比べて音声認識から操作実行までの時間が短く、複雑な設定が不要。同社のこれまでの家電事業では、ユーザーイン発想で開発した「なるほど家電」で生活者の不満を解決することに注力しており、音声操作に対応した家電は照明器具に続く2番目のシリーズに当たる。今後も音声操作機能を組み込んだ製品の開発を進めていく。
同社は昨年から4K対応液晶テレビ11機種、フルハイビジョンテレビ2機種、ハイビジョンテレビ1機種の計14機種をホームセンターや自社のネット通販でテスト販売しており、1年間で10万台を出荷したことから、テレビ事業の本格参入に踏み切ったという。今回の音声操作対応モデルは全国の家電量販店、ホームセンターを中心に販売し、初年度5万台の出荷を目指す。
アイリスオーヤマ 家電事業部の石垣達也統括事業部長は、日本のテレビ市場は「多機能高価格帯モデル」と「単機能低価格帯モデル」の二極化が進んでいるとし、同社のテレビを「単機能・低価格帯の海外メーカーの製品に近い位置付けなので、いらない機能は全て省いている。ただし、日本の消費者の目に合う画質に調整し、ユーザーの不満解消につながる音声操作を搭載することで、日本のマーケットや生活者に合う商品にしている」と説明した。同社は4Kチューナー内蔵モデルを来春リリースする予定があり、今回は価格を優先して4K対応のみとしている。
同社はアジアや欧米を中心に生産・物流拠点を展開しているが、石垣氏は「現状ではテレビの輸出は考えていない」とし、「なるべく早い段階で、国内テレビ市場で数量シェア10%を獲得したい」と語った。
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