オラクル、シングルラックにIaaSを詰め込んだ「Oracle Compute Cloud@Customer」提供開始
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「オラクル、シングルラックにIaaSクラウドを詰め込んだ「Oracle Compute Cloud@Customer」提供開始」(2023年8月16日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米OracleはシングルラックにIaaS型クラウドの機能を詰め込み、オンプレミスやデータセンターなどで利用可能な「Oracle Compute Cloud@Customer」の提供を開始したと発表しました。
Oracleは、同社のクラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure」(以下Oracle Cloud)と互換性のあるオンプレミス向けのシステムとして、顧客のデータセンターに導入できる小規模なリージョン「OCI Dedicated Region」、データベースサービス向けの「Oracle Exadata Cloud@Customer」などを提供してきました。
参考:Oracle Cloudのリージョンを社内に持てる「OCI Dedicated Region」、最小12ラック、年間1億3000万円からの対応をオラクルが発表
今回提供開始が発表された「Oracle Compute Cloud@Customer」はこうしたOracel Cloudと互換性のあるIaaS向けのシステムであり、現時点でもっとも小規模なものとなります。
システム全体がマネージドサービスとして提供されるため、監視やセキュリティパッチの適用などはオラクルによって行われます。
ユーザーはOracle CloudのコンソールやAPIなどによる統合的な管理が可能。ただしOracle Cloudから切り離されたとしても、Oracle Compute Cloud@Customer単独で利用可能です。
シングルラックでIaaSの機能を提供
Oracle Compute Cloud@Customerはシングルラックの大きさで、最小構成は552コア、6.7TBメモリ、150TBストレージ。最大構成は6624コア、80.4TBメモリ、3.4PBストレージ。
オラクルが提供するクラウドサービスであるOracle Cloud Infrastructureと同機能のコンピュート、ストレージ、ネットワーキングがマネージドサービスとして提供されます。
ただしデータベースのマネージドサービスは提供されないため、データベースを含むシステムをオンプレミスで完結させる場合には、ユーザー自身がOracle Compute Cloud@Customer上でデータベースを運用するか、もしくはOracle Exadata Cloud@Customerなどと組み合わせる必要があります。
Oracel Exadata Cloud@Customerと組み合わせる場合には、最大で800Gbpsの帯域幅を持つ低レイテンシなネットワークで直接接続可能です。
Oracle Cloudと同じ料金で利用可能
Oracle Compute Cloud@Customerの料金体系はOracle Cloudと同じく従量課金制で、しかも仮想マシンやストレージなどを含むすべての利用料金はOracel Cloudと同じ料金となっています。
ただしミニマムチャージとして月額1万ドル(1ドル140円換算で140万円)以上の利用が導入の目安となっています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
6
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
10
Apple、M6搭載の14インチ「MacBook Pro」発表 AI性能向上、33万9800円から
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR