日テレもBS4K撤退を決定 新たに免許申請せず 「頑張ってきたが、難しい状況」
BS4K放送からの撤退を検討していると報じられていた民放BS局5社のうち、日本テレビホールディングスが放送終了を決めたことが分かった。すでにビーエスフジとBSテレ東はBS4K放送の終了を発表している。
3月30日に行われた日本テレビの定例会見で、福田博之社長が「現在放送しているBS4Kの免許についてはBS日本として新しく申請しないとの報告を受けている」と明らかにした。理由は「BS4K放送は、事業性においてかなり頑張ってきたが、難しい状況にある」ため。子会社でBS4K放送を手掛けるBS日本の粕谷賢之社長が決めたという。
ただし4Kコンテンツ自体に視聴者ニーズがないと判断したわけではなく、今後も継続して制作環境は整えていく。秋からWOWOWオンデマンドで行う4K配信に生かす考えだ。
放送の終了日時については未定。現在の免許は2027年1月23日が期限となっているが、「その日が境になるかどうかは現時点ではわからない」とした。
18年12月に放送を始めたBS4Kは、視聴者が増えない一方で制作コストは余計に掛かるという苦しい状況が続いていた。25年9月に行われた総務省「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」にTBSホールディングスが提出した資料では「当初から収支は厳しく、累計でも大きな赤字となっており、直近でも約8.5億(円)の赤字」と報告。3月19日には5社そろって4K番組を「WOWOWオンデマンド」で無料配信すると発表し、同月27日にはビーエスフジとBSテレ東がBS4K放送を終了すると発表している。
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