MetaとAWSが提携 エージェント型AI強化に最新のArmベースチップ「Graviton5」を大量採用
米Metaは4月24日(現地時間)、エージェント型AI強化のため、米Amazon傘下のAWSと提携し、数千万個の「AWS Graviton」コアをMetaのコンピューティングリソース構成に導入すると発表した。
Metaはこの提携を、推論や複雑なタスクの実行を自律的に行う次世代のエージェント型AIへの取り組みを深める中で、自社のコンピューティングリソースを多様化させるという戦略的な動きの重要な一環としている。
AWS Gravitonは、AWSがAIやクラウドネイティブなワークロード向けに独自設計したArmベースのCPUだ。大規模なAIモデルのトレーニングには依然として米NVIDIAなどによるGPUが不可欠である一方で、エージェント型AIの普及に伴い、AIインフラに求められる需要に変化が生じているとAWSは説明する。エージェント型AIが頻繁に行うリアルタイムの推論、コード生成、検索、複数ステップにわたる自律タスクの調整(オーケストレーション)などは、CPUへの負荷が高い処理だ。Metaはこうした処理を効率的に実行するための専用プロセッサとしてGravitonの採用を決めたという。
この提携でMetaがワークロードに導入する最新世代の「Graviton5」チップは、3nmプロセス技術で製造されており、前世代と比較して最大25%のパフォーマンス向上を実現しているという。さらに192個のコアと5倍に拡大されたキャッシュを搭載することで、コア間の通信遅延を最大33%削減。高速なデータ処理と広い帯域幅を提供する。
Metaは今後、自社のAI能力の成長に合わせてGravitonコアの利用規模を拡大していく予定で、高水準のエネルギー効率を維持することでサステナビリティ目標の達成にも繋げる方針だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
3
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
4
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
5
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
6
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
7
「対策を後回しにしたサーバが軒並み狙われている」 相次ぐ不正アクセスにラックCTOが警鐘
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
10
Anthropic、独自の“創薬活動”に着手 社員1人のバイオ企業を買収、小児難病の治療薬研究を進める
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR