GitHub、AIによる雑なプルリクエストを抑制へ ユーザー当たりのプルリク数に上限を設定できる新機能
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「GitHub、AIによる雑なプルリクエストを抑制へ。ユーザー当たりのプルリクエスト数の上限を設定できる新機能導入」(2026年6月23日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米GitHubは、ユーザーに対してプルリクエスト数の上限を設定できる新機能の導入を発表しました。
生成AIによるコーディング支援が普及したことにより、誰もが気軽に大量のコードの生成やバグの発見ができるようになりました。
これによりオープンソースのプロジェクトに対して、これまでとは比較にならないほど大量の機能追加やバグ修正などのためのプルリクエストが寄せられるようになっています。
しかもその中には単にAIが生成した雑な内容のものも多数含まれることが指摘されています。
こうした雑な内容を含む大量のプルリクエストを1つ1つオープンソースの開発者がレビューしていくのは大変な手間となっており、その解決が求められていました。
雑な大量のプルリクエストを抑制
今回発表されたプルリクエスト数の上限機能は、その解決のための施策の1つとして提供されるものです。
具体的には、リポジトリへの書き込み権限を持たないユーザーのプルリクエストの上限数を設定できます。上限数に達したユーザーは、提出済みのプルリクエストのいずれかが閉じるかマージされるまで次のプルリクエストを提出することができなくなります。
これによりユーザーが気軽に大量の雑なプルリクエストを提出することを抑制し、1つ1つのプルリクエストを吟味するようになることが期待できます。
一方で、信頼できるユーザー(コントリビュータ)に対してはバイパスリストに載せることでプルリクエスト数の上限から外すことができます。
外部からのプルリクエストを受けつつ質をコントロール
GitHubは今年(2026年)2月に、リポジトリのコラボレーターだけがプルリクエストを提出できる設定を可能にしました。
しかしこの設定では外部のコントリビュータからのプルリクエストを完全に排除してしまうことになります。
今回のプルリクエスト数の上限設定は、外部のコントリビュータからのプルリクエストを受け付けつつも、その質をある程度コントロールできるようにするためのものと言えるでしょう。
GitHubは今後さらに、提出されたプルリクエストの中から低品質なものを見つけた場合にはアーカイブへ移動して一般には見えなくするアーカイブ機能や、今回のプルリクエストと同じようにイシューに関しても上限数を設定できるようにする機能なども提供していく予定としています。
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