IBMとIntel、EDA用のモバイルワークステーション試作品
米IBMとIntelは6月7日、EDA(Electronic Design Automation)用途のモバイルワークステーション試作品を発表した。Intelのモバイル技術「Centrino」とIBMのノートPC「ThinkPad」、Cadence Design Systemsのソフトを組み合わせ、OSはLinuxを採用している。
発表によれば、このIBM ThinkPadモバイルワークステーションでは、エンジニアがオフィスを離れて事実上どこからでも設計およびコラボレーションが可能になる。「高度な設計作業をワイヤレスでセキュアに行うことができ、どこでいつ仕事をするかの選択肢が広がる。ルーティンのオフィス業務にも使えるため、オフィスと研究室でワークステーションを切り替える必要もなくなる」とIBMジェネラルマネジャー、ケビン・リードン氏。
EDAの作業には従来デスクトップ版のワークステーションが使われてきた。しかし、2Mバイトの2次キャッシュを備えたIntel製Pentiumョ M 735/745/755の登場でモバイルコンピュータの性能が向上し、IBMは5月にこのプロセッサを採用したモバイルワークステーション「ThinkPad T42p」を発表。これにより、ThinkPadベースのモバイルワークステーションがEDA向けのソリューションとして現実的になったとしている。
現在はIntelが設計と製品開発用に試験導入しているほか、IBMマイクロエレクトロニクス部門とNational Semiconductorも試験利用中。Intelでは今年下半期にさらに導入を広げる計画。
ThinkPadモバイルワークステーションはカスタム仕様でIBMグローバルサービス部門から提供される。現在の試験プロジェクトではLinuxを採用しているが、いずれ顧客がOSを選べるようにする予定。
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