NECとEMCがグローバル提携

[ITmedia]

　NECは4月5日、ストレージ世界最大手のEMCとグローバルに提携すると発表した。従来の製品販売提携から踏み込み、企業の情報管理ニーズの増大に対応できる製品とソリューションの共同開発に広げる。

提携を発表するNECの矢野薫社長とEMCのジョー・トゥッチCEO

　エントリークラスのストレージ製品を共同で開発し、NECが生産してEMCに供給。EMCは「CLARiX」シリーズのラインアップに加えて世界販売し、NECも「iStorage」シリーズとして販売する。また両社の管理ソフトの相互接続性を強化するほか、企業内の文書などを管理するコンテンツ管理（Enterprise Contents Management）ソリューションを共同で開発する。

　両社は1997年から協業し、NECはEMC製品を活用してシステム構築事業を展開してきた。両社は今回の提携で関係を強化し、NECはストレージ関連ビジネス売上高の拡大を図り、EMCはシェア3位にとどまっている日本市場のてこ入れも期待する。