　米Sling Mediaと香港Hutchison Whampoaの第3世代（3G）携帯サービス部門3 Groupは11月16日、携帯電話へのモバイルTV配信技術で提携を発表した。3 Groupのモバイルサービス「X-Series」を通じて、Sling Mediaの「どこでもTV」サービスを提供する。

　X-Seriesは、3Gネットワークを利用したブロードバンドサービスで、英国では12月1日から、欧州や香港ほかの地域では、2007年初めにサービスを開始する予定。X-Seriesのユーザーは、X-Seriesに対応した携帯端末とセットトップボックス「Slingbox」を購入すれば、CATV、地上波テレビ、衛星テレビなどを携帯端末で観られるようになる。

　このサービスの利用には、ソフトウェア「SlingPlayer Mobile」のインストールが必要。現在、Nokia N73とSony EricssonのW950iにSlingPlayer Mobileがプリインストールされ、サービス対応済みとなっている。

Sling MediaとSymbian、携帯電話版“どこでもTV”で提携
Windows PCやWindows Mobile搭載PDAに対応していたSling Mediaの“どこでもTV”が、Symbian OS搭載スマートフォンにも対応する。
“どこでもTV”のSlingbox、HD対応を含む新製品3種発表
W-ZERO3もノートPCも“どこでもTV”──米国発のロケフリもどき「Slingbox」を試す
PSPなどを利用してワイヤレステレビを実現するソニー「ロケーションフリー LF-PK1」が人気だ。しかし北米では同様のコンセプトとなる家庭用TVストリーミングシステム──“どこでもTV”製品が一足早く登場していた。今回その製品を入手し、日本国内でも実際に利用できるのか試してみた。