年間2万件以上の調査を手がけるリサーチ専門企業・マクロミルのノウハウを結集したセルフアンケートツール「Questant」。目的や業界・業種ごとのテンプレートを選ぶだけで、誰でも簡単に効果的なアンケートを作成できるツールが無料で使えるのが特長だ。
「自社のWebサイトがどう思われているか、リニューアルの参考にしたい」「社内システムの改修に関して社内で意見を募りたい」「セミナーやイベント、展示会の来場者の感想を知りたい」──日々の業務の中で「この部分についてユーザーの声を集めた上で検討したい」という場面は多いはず。といっても安くはないコストをかけて調査を外注するほどでもないが、かといって自分でアンケートを作るにはどんなツールを使えばいいのか、どんな設問を設定すべきか迷ってしまう。
そんなビジネスシーンにぴったりの、Webブラウザから使えるセルフアンケート作成ツールが「Questant」(クエスタント)だ。開発したマクロミルは、リサーチ専門の大手企業(東証1部上場)。年間2万件超という調査実績から得たノウハウを注ぎ込み、回答者、アンケートする側とも使いやすいユーザーインタフェースやアンケート支援機能がそろっている。これを無料で使えるのも大きな特長だ。
無料プランでも作成数は無制限! プロのノウハウが詰まったテンプレートを選ぶだけ。まるで会話をするように、誰でも簡単・効率的なアンケート作り
アンケート調査のキモは「設問設計」。何について、何を、どのように尋ねるのか──設問の作り方ひとつで、得られる調査結果は大きく変わってくる。設問の作り方が悪ければ、本来聞きたかったユーザーの“声”は無意味な数字の中に埋もれてしまうが、良い設問で適切に尋ねることができれば、得られた数字はビジネスに大きな力になるだろう。
「Questant」の大きな特長は、リサーチ専門企業であるマクロミルが持つ調査ノウハウを活用した設問設計のサポート機能だ。目的や業界・業種ごとに多種多様な設問テンプレートが用意されており、初心者でもガイドラインに従って会話をするように選んでいくことで「最短1分」で効果的な設問群が完成する。
取っつきにくい印象のアンケートツールだが、Questantの作成画面はアイコンやイラストを使った直感的なデザインを採用。クリックしていくだけでアンケート一式を完成でき、イメージに合ったカラーやフォントへの変更など、カスタマイズメニューも豊富だ。
テンプレートは以下の全78種類を用意。マクロミルが手がけてきた調査から、ビジネスニーズが高いものをラインアップしている。カテゴリーは、
(1)製品やサービス、Webサイトに対する評価を問う「お客様向け」
(2)従業員に対して満足度調査や360度評価を行う「スタッフ向け」
(3)セミナーや講演会、展示会などで使える「イベント参加者向け」
(4)地域の住民や学校現場で意見を聞く際の「地域・社会・教育」
(5)多数決やイベント・飲み会の出欠確認などビジネス以外でも使える「プライベートアンケート」
──の5つ。ビジネスシーンから職場の飲み会まで、たいがいのことは対応できてしまう。
テンプレートに加え、設問設計をサポートする機能が充実。目的ごとに最適な設問やデザインを自動でサジェストする機能もその1つだ。例えば、ネーミングや商品パッケージを比較してどれが良いか尋ねるテンプレートを選択すると、候補となっているテキストや文字列を入力/アップロードするだけで自動的に比較形式に並べてくれる。
製品やサービスの満足度を尋ねる場合は「食品」「ファッション」「自動車」「家電」「ソフトウェア」「Webサービス」など、店舗や施設への評価なら「飲食店」「ホテル・旅館」「老人ホーム」──など、大カテゴリに続いて、業種や業態をさらに細かく選ぶことで、10問以下程度のおすすめの質問セットと、ユーザーが回答に必要な目安の時間が表示される。質問セットにはマクロミルがこれまでの調査で得たノウハウが活用されており、“使える”設問がプリセットされている。
さらに業界・業種別に分かれた156に上る質問データベースから選んでいくこともできる。例えば、「よく利用しているSNS・ブログ」であればFacebook、Twitter、mixi、Ameba……など全20サイト、「あなたが持っているタブレット端末」であればNexus 7、iPad……など全10機種の主要な回答候補から選べる設問が収められており、ワンクリックで追加できる。
設問や選択肢の追加や編集、ユーザーの回答形式(ラジオボタン、チェックボックスなど)もブラウザ上で簡単に選択・変更できる。質問文や形式を1つずつカスタマイズして作り込んでいくことも可能だ。回答必須項目の設定や改ページの挿入位置など設問に関わる部分に加え、ページのメインカラーやフォントのサイズ、装飾などデザイン面も細かく変更できる。こうしたカスタマイズの自由度の高さも特長の1つだ。
完成したアンケートは、URLをメールやSNSで投稿可能。メールアドレス一覧やCSVファイルから一斉送信する機能も備え、QRコードやWebページ/ブログに埋め込むHTMLコードも出力可能だ。タブレットやスマートフォンでアクセスした際はそれぞれのデバイスに最適化される。社内メールで一斉に告知したり、展示会の来場者にその場でタブレットで尋ねたり、パンフレットやフライヤーにQRコードを付けて配布したり──とさまざまな局面で利用できる。
良い設問で多くの声を集めても、活用しなければただの数字の山でしかない。データは活用して初めて意味があるのだ。とはいえ、大量のデータを整理して表計算ソフトを使ってグラフをいくつも作成するのは骨の折れる作業だ。
その点、Questantはデータ活用を支援する機能も豊富。アンケートの結果はリアルタイムに1問ずつ自動的にグラフにして“見える化”。「横棒グラフ」「縦棒グラフ」「円グラフ」などベーシックなスタイルに加え、イラストを使った「ヒト型グラフ」など、作成する資料の雰囲気やイメージに合わせてグラフの形式も選べる。必要な回答だけ残したり、選択肢を並べ替えたり──と、データ活用の目的に合わせた出力の変更も可能だ。グラフはプレゼンテーションソフトにそのまま貼り付けて使うこともできる。
高度なデータ分析を可能にする「クロス集計」機能も装備。複数の設問の条件を複合し、そのグラフをワンクリックで作成してくれる。表計算ソフトでは手間のかかる作業も、Questantでは同時に集計したい複数の条件や項目を選んでドラック&ドロップするだけ。年代や性別、他の質問の回答結果などでフィルタリングしてデータを絞り込むこともできるので、強調したい結果がよりわかりやすいグラフを作成できる。
無料プランはユーザー名とメールアドレス、パスワードを登録すれば誰でも利用可能だ。アンケートは無制限に作成できる(1アンケートあたりの設問数は10問まで、確認できる回答数は最新100件まで)。小規模な使い方なら十分な上、無料プランながらツールの使い方に関するメールサポートを受け付けている。
より突っ込んだ大がかりな調査や十分なサポートが欲しいというユーザー向けに、アンケート数、質問数、回答数がいずれも無制限の有料プランも用意。月額2980円(税抜き)か年額2万9800円(税抜き)で利用でき、設問の設定やデザインの幅が広がり、アカウント同士のデータ移行機能、アンケートページURLのカスタマイズなどが可能になる。さらに、アップグレード版の法人向けプレミアムプラン(年29万8000円)なら、メールサポートに加え電話によるサポートもOKだ。
マクロミルは従来、クライアント企業の相談内容を踏まえて1社ずつ調査の企画設計を行ってきており、Questantはある種“企業秘密”とも言えるノウハウを生かしたツールだ。調査会社の担当者を介さず、思い立った時にスピーディにユーザーや顧客に意見を問えるセルフアンケートシステムは米国を中心に市場を拡大しているが、Questantはこうした割安なツールでありながら、メールや電話でのサポート体制を整え、より複雑で大規模な案件になれば同社が企画設計に参画する形に移行するなど、ユーザーへのきめ細やかなバックアップもあり、今までのセルフアンケートツールとは全く異なるアンケートツールと言える。
新ビジネスを企画・立案したり、今あるビジネスを改善していくためにはエビデンスとなるデータは必要不可欠。「手軽さ」と「専門企業ならではのノウハウ」の両方を活用できる“いいとこどり”のQuestantを活用して、ビジネスに“使える数字”をどんどん取り入れていこう。
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提供:株式会社マクロミル
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2013年12月26日