音声、ビデオ、コンテンツ共有をこれ1つで――少人数チームにフォーカス ポリコムの新スマートハブ「Polycom RealPresence Trio」

25周年を迎えたポリコムが、音声会議、ビデオ会議、コンテンツ共有を可能にするスマートハブ「Polycom RealPresence Trio」を発売した。3〜8人程度の少人数の会議の場にフォーカスし、新たな市場に挑戦する。

» 2015年12月07日 10時00分 公開
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 日に日にビジネスに不可欠になっていくビデオ会議やWeb会議。遠隔会議システムのパイオニアとして世界に広く展開し、25周年を迎えたポリコムが発売する新たなコラボレーションソリューションが「Polycom RealPresence Trio」だ。音声会議、ビデオ会議、コンテンツ共有を一括して行える“スマート・ハブ”をうたい、これまでなかなか導入されてこなかった少人数の会議やミーティングに適した、より快適なコラボレーションを提案する。

photo Polycom RealPresence Trio

ビデオ会議を小さなチームにも

 グローバル化の進展やワークスタイルの多様化が進む中、遠隔会議のニーズは増え、スタイルも多様化している。調査によると、世界のオフィスを合計すると5000万の会議室が存在し、うち4%にビデオ会議システム、15%に音声会議システムが導入されているという。ただし、ポリコム製品を始めとして、その多くは使用形態やコスト、設備の関係で、ある程度の大きさの規模を想定した会議に導入されていることがほとんどだ。

 3〜4人から5〜8人程度といった小中規模の会議でも、音声やビデオを使ったコラボレーションの幅を広げたい――ビデオ会議システムをグローバルに提供し、品質面で高い評価を得ているポリコムが、在宅勤務やアウトソーシングを活用する事業者、小規模なクリエイティブ・チームにも使ってもらおうと開発したのが「Polycom RealPresence Trio」だ。

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タッチスクリーンで使いやすく、音質にもこだわり

 ポリコム製品におなじみの三角形の形状を踏襲したコンパクトなボディには5インチのタッチスクリーンを搭載。従来のプッシュボタン式に比べ、電話帳の登録/呼び出し、ネットワークの設定など、操作や設定がシンプルに分かりやすくなった。

photo 細かい設定も画面上で

 スマートフォンやノートPCとNFCやUSB、Bluetoothで接続し、単体のスピーカーフォンとしても使用できる。動画再生やWeb会議、Webinarなど、ケーブルを差し替えたりマイクを交換したりする手間要らずで、同じデバイスで併用可能となる。

 小さなボディながら、より快適にコラボレーションできるよう音質にも徹底的なこだわりが。半径およそ6メートルの範囲で集音するため、複数人が同時に会議に参加する会話であってもクリアに聞き取れる。マイクを移動したり声を張り上げる必要もなく、部屋のどの位置に座っていてもクリアに聞こえるように工夫が施されている。

 狭い会議室ではちょっとしたノイズも気になりがちだが、独自技術「Polycom NoiseBlock」を活用し、キーボードを打つ音や書類をめくる音などの雑音は自動的にミュートし、話者の発言を優先する。別売の拡張マイクを接続すれば、セミナーやプレゼンテーションなど一回り人数の多い場面にも対応でき、活用シーンの幅は広い。

photo Webカメラ、「Polycom RealPresence Trio Visual+」と組み合わせるともっと便利に

 ビデオ会議用途にも拡張する別売キットには、USBで簡単に接続できる1080p(フルHD)対応のWebカメラを同梱。専門のビデオ会議システムに比べると機能はやや控えめだが、小中規模の会議スペースでは十分な画質と画角で円滑な会話をサポートする。

 同じくキットに同梱される「Polycom RealPresence Trio Visual+」を使うと、会議室のPCやタブレットからプレゼンテーションの資料や写真、映像をワイヤレスで遠隔地の参加者と共有できるようになる。HDMIケーブルでモニタと接続するだけ、簡単に導入できるのもうれしいポイントだ。

photo ビデオ会議システム「Group 500」とRealPresence Trioとを実際にビデオ会議接続してみた様子

 実際に「Polycom RealPresence Trio」を会議室に据え、部屋をまたいで会話してみたが、隣に座る人に話しかける程度のさりげない声もはっきり聞き取れ、同じ資料をお互いに画面を通して見ながらの質問もスムーズ。音声、映像、そしてコンテンツがきちんと共有できるため、物理的な距離によるストレスはほとんど感じなかった。

Microsoft Skype for Business/Lyncともシームレスに連携

photo 営業技術部 シニアセールスエンジニア 神宮司稔さん

 さまざまな利用シーンに対応するだけでなく、システム面での互換性の高さもエンタープライズ向けには大きな魅力。オープンSIPベースのプラットフォームを採用しており、幅広いベンダーの既存のエンタープライズシステムにシームレスに接続可能だ。Microsoft Skype for Business/Lyncをはじめ、複数のコミュニケーションツールと緊密に統合する。

 特にマイクロソフト製品との連携は、既存のビデオ会議製品同様に力を入れている。Microsoft Skype for Business/Lyncとのネイティブな接続だけでなく、「Exchange」を介した「Polycom RealPresence Trio」の起動状況で会議室の使用中/空室をリアルタイムに確認――といったことも可能になる。今後、「Office 365」との連携も予定しており、ドキュメントやメールの共有がより便利になるはずだ。

「リーディング・カンパニーとして新しい市場を作る」

 アジア太平洋地域担当プレジデントのジェフ・トーマス氏は「会社に縛られない個人事業者、ライフスタイルに合わせた在宅勤務など、働き方は一層多様化し、働く場所もさまざま。働く拠点が分散しエンドポイントが増えている中で、ポリコムがこれまで培った技術やノウハウを生かせるか。小さな会議室、小さなチームにフォーカスした新しい市場を作っていければ」と新製品の狙いを話す。

 同社はアジア太平洋地域でビデオ会議のシェア1位(29%)を獲得しているが、「特に日本市場はマイクロソフトのシステムを導入している企業が多く、シームレスに連携できるポリコム製品は業務上のメリットが大きい。これまで以上に活用の幅が広がるはず」とさらなる成長にも期待を寄せる。

 「音声/ビデオ会議が活用できる可能性やシーンはまだまだ広い。ワークスタイルが変わりつつある今こそ、分野をけん引するリーディング・カンパニーとして、カスタマーのニーズの変化に合わせた新しい価値を提案し続けていく」(トーマス氏)

photo ジェフ・トーマス氏

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提供:ポリコムジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2015年12月20日

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