富士通の新型タブレットは企業にとってなぜ「うれしい」? ITmediaの現役情シスが感じた“3つのポイント”

タブレット端末を導入して業務を効率化したいが、ノートPC以下のスペックしかないタブレットには不安がある。そんな悩める企業にお勧めなのが富士通のWindowsタブレット「ARROWS Tab R726/M」だ。アイティメディアの現役情シス・イシノが同端末を使って分かった「3つのポイント」を紹介しよう。

» 2016年03月14日 10時00分 公開
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 社員の生産性向上などを目的に、タブレット端末を支給する企業が増えつつある。デスクトップPCと異なり社内外を問わず持ち運べるほか、ノートPCと比較しても、タッチ操作やペンが使えるなど、プレゼンテーションや外出先での資料確認などに使いやすい点が評価されているからだ。

 一方、いまだにタブレット端末の業務活用に踏み切れていない企業も多い。性能やバッテリー駆動時間、キーボードの使い勝手、端末の管理性やセキュリティ機能など、企業で本格的に導入するにはまだ不安要素があると感じている担当者もいるはずだ。

photo ARROWS Tab R726/M

 そんな不安を打ち破るべく登場したのが、富士通が今年1月に発表した“3-in-1”のWindowsタブレット「ARROWS Tab R726/M」だ。Windows 10 Proを標準搭載するほか、第6世代Intel Coreプロセッサの搭載で、ノートPCに劣らない高性能を実現。スタイリッシュな筺体に12.5インチフルHDディスプレイ(1920×1080ドット)を備え、専用のカバーキーボードや無線WANモデル(LTE内蔵)も用意している。

 そうした仕様やスペックを見る限り魅力は多いが、果たして企業にとって同端末はどれほどの導入メリットがあるのだろうか。アイティメディアの現役情報システム担当者・イシノが実機を手に取り検証してみよう。

現役情シス・イシノが気になる「3つのポイント」

 社員約250人を抱える中堅企業の情シス担当者として、日々クライアント環境の改善策を講じているイシノ。彼がクライアント端末を選定する際に注目するのは大きく次の3点だ。

 まずは「快適に使えること」。企業で導入している業務アプリケーションが問題なく動作する互換性を持つのはもちろんのこと、社員の満足度や生産性を高める上では処理性能の高さも欠かせない。また同製品のようなタブレットの場合、キーボードなどの入力インタフェースの豊富さも選定ポイントになるという。

 次に挙げるのは「セキュリティや管理機能」だ。どれほど性能が高いマシンでも、企業内で導入している端末管理システムなどに対応していなければ管理するのが難しい。さらに機密データなどを保護するためのセキュリティ要件を満たしていなければ、情シス部門が安心して社員に支給することはできないという。

 そして最後に「保守やサポートが充実していること」。日々多くのITシステムを運用管理している情報システム部門にとって、万一の故障時などに備えたサポート体制は欠かせないというわけだ。

 以下ではこれら3ポイントに注目し、イシノがARROWS Tab R726/Mを実際に使ってみて感じたことを紹介しよう。

ポイント1:快適さ 現役情シスも驚くクレードルへのこだわり

 イシノがまず注目するのは搭載OSやスペックだ。

 「ARROWS Tab R726/Mは、Windows 10 Proを標準搭載しているほか、必要に応じてWindows 8.1 Proを選択することもできます。iPadやAndroidタブレットと異なり、新規アプリケーションを開発せずに既存の業務アプリケーションをそのまま使える点が魅力的ですね」(イシノ)

 「また、CPUにCore iシリーズを搭載し、多くの法人向けノートPCに勝るとも劣らないパフォーマンスを備えている点も高く評価できます。実際にOfficeソフトを起動してみてもサクサクと動作しますし、これならば、企業が社員向けノートPCやタブレットを選定する上で十分魅力的な選択肢になりそうですね」(イシノ)

photo ARROWS Tab R726/Mを試すイシノ

 続いて注目したのは、本体とマグネットで接続して使うカバーキーボードだ。ワンタッチで簡単に着脱できる使いやすさはもちろんのこと、ノートPC並みの打ちやすさにこだわって設計されていると感じるという。

 「最近ではMicrosoftのSurfaceシリーズのように、角度を付けたキーボードカバーが主流になっていますが、ARROWS Tab R726/Mのキーボードはあえて角度を付けずに入力時のたわみをなくし、キーストロークを十分確保することで快適な打鍵感を実現しています。これはカバーキーボードと言うよりも『カバーにもなる本格キーボード』と言ってもいいほどの出来だと思います」(イシノ)

photo カバーキーボードの打鍵感は良好で、サクサクとタイピングできるという

 そしてイシノも「驚いた」と話すのが、拡張クレードルへのこだわりだ。

 一般的なタブレット端末向けの拡張クレードルは、キーボード部分を外してから接続する設計になっている場合が多い。しかしARROWS Tab R726/Mの場合、本体とカバーキーボードの接続端子に加えてクレードル専用のコネクタを用意。本体にカバーキーボードを装着したまま、ワンタッチでクレードルを着脱できるようになっている。

photo
photo カバーキーボードを装着したままクレードルを着脱できる

 「タブレットはPCと比べて外部接続ポートが少ないという弱点がありますが、このクレードルを接続すれば、フルサイズのHDMIポートやDP端子、USB/LANポートなど、業務で必要な接続端子をほぼ全てカバーできます。しかもワンタッチで着脱できるので、社員にとっても簡単に使えそうだと感じます」(イシノ)

photo 「外部ディスプレイと接続しやすいので使いやすいですね」と語るイシノ

ポイント2:セキュリティ 管理者にもユーザーにもうれしい“一工夫”

 続いての選定ポイントは「セキュリティと管理機能」だ。いくら社員にとって使い勝手がいい端末でも、管理者が安心して提供できるものでなければ企業で導入するのは難しい。イシノによると、ARROWS Tab R726/Mはそうした面もクリアしているという。

 法人向け端末の多くはWindowsのProエディションを搭載し、暗号化機能のBitLockerなどが利用可能となっている。ARROWS Tab R726/MもWindows 10 Proをプリインストールしているが、他の多くの端末と一線を画すセキュリティ機能を用意している。それは、ストレージ内部のデータをハードウェア処理で暗号化する「暗号化機能付SSD」を装備していることだ。

photo タブレットスタイルで外出先などでも利用しやすい

 「社員が頻繁に持ち歩くタブレット端末では、万一の紛失・盗難時などに備えてデータ漏えいリスクをできる限り低減することが求められます。管理者としてはBitLockerを搭載していればある程度安心できますが、ユーザーに端末管理権限があると無効にできてしまったり、ソフトウェア処理による負荷がどうしても発生したりしてしまいます。暗号化機能付SSDならば端末自体の動作速度に影響せず、ユーザー自身が特別な操作をすることなく確実に暗号化を行えます。これは管理者だけでなく、ユーザーである社員にとってもうれしいポイントと言えるでしょう」(イシノ)

 イシノはこのほか、ARROWS Tab R726/Mならではのユニークな点として、Windows 10 Pro端末としては珍しくNFC(近距離無線通信技術)が搭載可能な点にも注目する。

 「Felica対応のICカードを使って端末にログインする仕組みなど、ID/パスワードに代わる強固な認証システムを用意できるかもしれません。他にも勤怠システムや交通費精算システムなどと連携させるなど、企業にとってさまざまな活用方法がありそうです」(イシノ)

ポイント3:保守・サポート 分解しやすさで万一の故障時も即対応

 ユーザーにとって使いやすく、企業レベルのセキュリティを確保。それならすぐにでも導入を決めてもよさそうだが、最後にイシノがこだわるのが「端末の保守・サポート」だ。

 社員が持ち歩いて使うことが前提のタブレットの場合、落としてしまったりして故障するリスクも無視できない。その修理に時間が掛かれば掛かるほど、長時間にわたって業務をストップさせてしまうことになるからだ。

 ARROWS Tab R726/Mはそうした企業ニーズに応え、保守のしやすさを考慮した設計となっている。例えば本体を自立させるためのU字型スタンドは、故障時などには本体から簡単に取り外せる。さらに本体背面のカバーを外せば、バッテリーやSSDのほか、メインボードも交換修理できるようになっている。

photo 本体背面にネジがあり、簡単に分解できるようになっている

 「法人向けタブレット端末はセンドバック修理サポートが提供されているケースが多いのですが、故障した端末をメーカーに送っている間は、どうしても数日から数週間ほど業務が止まってしまいます。ARROWS Tab R726/Mならば、保守スタッフによるパーツ交換でのサポートが提供されているので、業務を止めなくていい点が魅力的ですね」(イシノ)

 また、富士通タブレットのサポート窓口はPC/サーバ製品と共通のため、万一の故障時にもすぐにサポートを依頼できる。こうした国産総合ITベンダーならではのサポート力についても「安心できる」とイシノは言う。

※本製品のオンサイト保守は個別対応となります。富士通の営業担当者または富士通販売パートナーにお問い合わせください。

まとめ:メイン端末として使うなら唯一無二かも? 使って分かったその実力

 スペックや仕様も法人向けにチューニングされているARROWS Tab R726/M。アイティメディアの現役情シス・イシノも、実際に使ってみた上で「他のメーカー製品がカバーできてない法人ニーズを満たす“意欲的な製品”と感じた」と話す。

 そしてイシノが何より太鼓判を押すのは、「業務でタブレットを利用する上で不安や不満になりそうな点を片っ端からつぶし、メイン端末として安心して使えることを第一に考えられている点」だ。

 「ノートPCと同じパフォーマンスが出るので業務端末としては必要十分ですし、キーボードとクレードルの出来もよく、企業レベルのセキュリティや管理性も確保できます。ノートPCの使い勝手を維持しながらタブレットのメリットも享受したい、そんな企業にとっては大いに選定価値があるのではないでしょうか」(イシノ)

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提供:富士通株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2016年3月27日

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