“社内会議”は日米欧の3拠点で――世界をまたにかける自動車部品サプライヤーのWeb会議&スピーカーフォン活用法

“社内会議”は日米欧の3拠点で――グローバル化が進む自動車業界では、遠隔会議は日常。業種を問わず拡大が予想されるWeb会議をいち早く本格的に導入している自動車部品サプライヤーに、ヤマハのスピーカーフォン「FLX UC 500」を試してもらった。

» 2016年05月31日 10時00分 公開
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 世界をまたにかける巨大ビジネス、自動車産業。日本を拠点としていても、開発から販売までさまざまなフェーズで世界各国と日々コミュニケーションを重ねることが求められる。時差も大きい日米欧をつないだ遠隔会議のために、Web会議とスピーカーフォンは必要不可欠なビジネスツールだ。

 スウェーデンに本社を置く大手自動車部品サプライヤー・オートリブのWeb会議活用法と、遠隔会議を快適にするべく音質にこだわるヤマハのUSBスピーカーフォン「FLX UC 500」を導入した使用感を、同社の営業本部ビジネスユニットダイレクターの櫻井智氏さんに聞いた。

photo 世界各地とやりとりする自動車部品サプライヤーのWeb会議活用法は

社内会議は日米欧の3拠点で 顧客との打ち合わせもWeb会議

 オートリブは、エアバッグやシートベルトなど自動車の安全部品を中心に、近年では車載レーダーなども手掛ける自動車部品サプライヤー。スウェーデンの本社をはじめ、28カ国に80の支社・合弁会社を持ち、開発・生産・営業拠点を全世界に展開している。日本法人は1987年に設立され、従業員数は約1600人に及ぶ。横浜の本社をはじめ、筑波、厚木など、工場を含め国内にも複数の拠点を設けている。

photo 営業本部ビジネスユニットダイレクター 櫻井智氏さん

 「日本法人では、主に日本の自動車メーカーを相手としたビジネスを行っているが、業務はグローバル。海外の姉妹会社との連絡も頻繁にある。顧客の海外進出やアライアンスを拡大させていく中で、日本から橋渡しをするというバリューが高まってきている」――営業本部ビジネスユニットダイレクターの櫻井智氏さんはビジネスの現状をこう語る。

 櫻井さんが業務で連絡を取り合う主な相手は、担当する自動車メーカーおよび自社の本社や開発・営業・生産拠点などで、国外はもちろん、国内でも遠隔地となるケースも多い。同社では2012年にLync(現Skype for Business)を導入し、現在は日常的にWeb会議を利用している。社内だけでなく、クライアントとのやりとりでもWeb会議を利用するシーンは年々増えているという。

 櫻井さん自身がSkype for Businessを使う頻度は1日2〜3回程度。最近では、相手先から「いちいち来てもらうのも大変なので、オンラインにしましょう」と申し出があることもあるという。「営業職としては対面でコミュニケーションをしたい局面はもちろんあるが、決まった相手との定例の打ち合わせや報告はWeb会議で十分。『いろいろな場所の相手と会話していたのに、ずっと席から動いてないな』なんていうことも」(櫻井さん)

 開発関連の社内会議は、デトロイトやソルトレイクなど米国、グローバル本社のスウェーデン、そして日本をつないで、日米欧の3拠点で行うことが多い。各国から40〜50人程度が出席する定例会議も毎月あり、Web会議の利用は日常的だ。

 時差の関係で日本の深夜や朝の時間帯にセッティングされることも少なくない。社内からPCで――だけでなく、モバイルデバイスを使って参加することもある。櫻井さんの場合は、自宅で会議に参加する際はタブレットで、車での移動中はスマホを車載スピーカーフォンに接続して利用するなど、状況に応じてデバイスを使い分けているという。

クリアな音質で快適な会議をアシスト

 同社では、現在海外メーカー製のスピーカーフォンを利用しているという。特定の社員には、個人用にUSB接続のモデルを1人1台割り当てているほか、共有備品として必要に応じて利用できるワイヤレス接続のモデルも各拠点に置いている。

photo Web会議の様子。テーブル中央に「FLX UC 500」を置いている

 1対1のシーンではヘッドセットなどを用いるが、複数人同士の会議ではUSBスピーカーフォンが活躍する。対面でないからこそ、声からニュアンスがくみとれるようなクリアな音質は重要だ。

 FLX UC 500は、15センチ四方のサイズに、中低音域と高音域をカバーする大小2つのスピーカーと、360度どの方向からの声もカバーする4基の高性能指向性マイクを内蔵している。マイクに近付いたり、意識してハッキリと話さなくても、何気ない一言や小さな声でも拾い上げる。

 現行のスピーカーフォンでも大きな不満はないが、大きな部屋だとマイクから遠い位置に座っている人の声が聞き取りにくかったり、内装によっては反響音が気になることもある。スピーカーやマイクと声の相性もあるようで、「○○さんの声は聞こえにくい」という声も上がるという。

 議論が白熱し、複数人の声が重なると誰の発言か分かりにくい――など、対面では発生しないWeb会議にありがちな問題も、スピーカーフォンを変更し、マイクのグレードを上げることで解決する可能性がある。

photo 筑波事業所では広い会議室に導入

 普段から高頻度にスピーカーフォンを使用している環境ということもあり、FLX UC 500の導入もスムーズに進んだ。ソフトウェアをダウンロードする必要なくUSBケーブルを接続するとすぐに使える、本体にミュートや音量調整、電話接続/切断ボタンがあり、状況に合わせて臨機応変に変更できる――など、会議のちょっとした手間を減らす機能も充実している。

 今回、本社と筑波事業所に各1台導入した。相手側と話者側の声の混線や反響を防ぐエコーキャンセラー機能や、ノイズキャンセリング機能の真価を試すべく、筑波事業所の「反響音が出やすく、評判の悪い会議室」(櫻井さん)で積極的に活用してみたいという。

Web会議でコミュニケーションが変わる?

 通信環境の向上やデバイスの多様化で、今後、業種・業態を問わず利用シーンが拡大していきそうなWeb会議。いち早く活用している櫻井さんは、メリットやデメリットをどのように感じているのだろうか。

 「人間同士が対面で話すのとは違い、会話が止まった時の“間”の意図はやはり読みにくくなってしまう。逆に言うと、すでに知っている相手との通話であればスムーズ。『この人の沈黙の意味はこれかな』など考えて話をしている」(櫻井さん)

 オンラインツールの発展で、コミュニケーションのポイントやコツも変わっていくのかもしれない。

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「FLX UC 500」に関する問い合わせ


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Revolabs(レボラブズ) インフォメーションセンター

電話番号:0570-020-808(つながらない場合は03-5651-1838)

受付時間:午前11〜12時、午後1〜5時(土日祝は休業)

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2016年6月20日

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